プラットフォーム |
作品タイトル |
カテゴリー・属性 |
メーカー・ブランド |
発売日 |
満足度 |
主題歌 |
主題歌満足度 |
紹介・コメント |
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Windows 18禁 |
体育倉庫~少女達の散華~ |
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WestVision(閉鎖)
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2004/07/23 |
★★★★☆ |
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(C)2004 WestVision
(C)2004 WestVision
ゲーム概要・シナリオ:
永瀬良太はやり手のセールスマン……だった。というのも、女性客に対してうまくエッチを利用して売り上げを伸ばしていた彼に、突然の不幸(?)が。何故か彼はエッチがうまくできなくなってしまったのである。
それからというもの営業成績の伸びない彼はさまよい続け、ある田舎の廃校になった学園の体育倉庫へとたどり着く。そしてそこへやってきた少女たち。
一緒にその体育倉庫にいるうちに彼は性的欲求を取り戻し、体育倉庫の中にある道具を利用して少女たちを凌辱し始める……。
キャラクター属性:
少女。
主題歌:
システム:
プレイ時間:
10時間程度。いわゆる「やるゲー」で余計な要素はなく、わりと速攻可能かもしれない。
攻略:
- 重要選択肢の中にちょっとわかりにくいものがあるかな。でも選択肢はそれほど多くない。攻略はこのサイトが参考になるかも。
こんな人におすすめ:
やるゲー派、凌辱派。
▼コメント▼
- 普通は競技にしか使われない体育用具が使い方次第で凌辱の道具になってしまうという観点がおもしろい。
ハードル、跳び箱、バーベル、ネット、カラーコーン、リレーバトン、ボール、平均台等々、シチュエーションも多く、結構凝っている。
- 体育ネタということで、一応体操着(ブルマ)やスクール水着も見られる。
- 律夏がスポーツブラを着けていたのも気に入った。普通のブラジャーもいいがスポーツブラっていうのがまた、年相応の雰囲気をかもし出しているし、いい。
- これから凌辱というかとんでもない行為をされるのに、女の子たちが積極的に服を脱ぐというのがなんだか微妙な感じ。別に嫌いではない。
- 絵にはちょっと癖があるかも。気にする人は気にするかな。
- 個人的には「乳首に洗濯バサミ」とか「ケツ叩き」とかが気に入った。
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Windows 18禁 |
対戦ホットギミック |
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ハーベスト(閉鎖)
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2003/10/03 |
★★☆☆☆ |
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(C)2003 MyHarvest
ゲーム概要・シナリオ:
アーケード版で好評だった脱衣麻雀のWindows版。続編も多数発売されている。
キャラクター属性:
女子高生、OL、看護婦、巫女、魔法少女、等々。
主題歌:
システム:
- 麻雀で勝つと普通に服を脱がすわけではなく、「お仕置きモード」というミニゲーム要素のあるイベントシーンに突入する。ボタン連打が必要。
プレイ時間:
5時間程度。レベル設定にもよる。
攻略:
- レベル設定を下げて素早く攻略したほうがいいかもしれない。
こんな人におすすめ:
コスプレ派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- 勝ったときの「ブルマの刑」「スカートめくりの刑」なんかにこだわりが見えるな~と思って買った作品。
でもなんかいまいち熱中できなかった。ボタン連打はちょっと燃える。やはり自分はオーソドックスな連打系ゲームとかのほうが向いているのかな、と考えてしまった。
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Windows 18禁 |
D.C.P.K.~ダ・カーポーカー~ |
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CIRCUS
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2008/02/29 |
★★☆☆☆ |
恋のロイヤル☆ストレートフラッシュ(Cy-Rim rev.)/ひとひらハート(矢田みこ)/僕らの場所へ(加瀬愛奈)/君の空に(愛乃)/ただ今だけを、ずっと……(miru) |
★★☆☆☆ |
(C)2007-2008 CIRCUS
(C)2007-2008 CIRCUS
(C)2007-2008 CIRCUS
(C)2007-2008 CIRCUS
ゲーム概要・シナリオ:
ある夜、初音島に降り注いだ3つの流星。それに巻き込まれるようにして世界は変わってしまった。
初音島の常識は全く通じないどこかパラレルワールドのような世界。通貨は「さくらチップ」、そしてこの世界を成り立たせる最も大きな要素、それは……ポーカー。
「さくらチップ」や「フォースカード」を用いたポーカーに勝つことでこの世界の上層へと上がれる仕組みになっている。そして巷で噂される「プリンセスさくら」とはいったい誰なのか……。
散り散りに逸れてしまったみんなと再会するためにも、この世界から脱出するためにも、フォースカードを手に入れてポーカーで勝ち進まなければならない。
初音島よりももう少し不思議な世界での、D.C.とD.C.IIの世界が不思議に交錯するコスプレポーカー。
キャラクター属性:
D.C.とD.C.IIに登場するキャラクター。
主題歌:
- 恋のロイヤル☆ストレートフラッシュ
Cy-Rim rev.の歌うオープニング主題歌。
- ひとひらハート
矢田みこの歌うテーマ曲……と書かれているが、第2のオープニング主題歌とか挿入歌のようなもの?
- 僕らの場所へ
加瀬愛奈の歌うD.C.シナリオのエンディング主題歌。
- 君の空に
愛乃の歌うD.C.IIシナリオのエンディング主題歌。
- ただ今だけを、ずっと……
miruの歌うD.C.シナリオとD.C.IIシナリオ共通のグランドエンディング主題歌。
システム:
- 基本的には「テキサス・ホールデム」と呼ばれるルールに基づいたポーカーで勝ち進むことになる。シナリオは通常の選択肢で分岐するが特に複雑ではない。
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- 「さくらチップ」はわざわざ稼ぎに行く必要はない。下記の攻略方法に従えば自動的に手に入るものだけで十分だ。
- 面倒なのは強制イベントの「さくらチップ」を賭けた戦い。これはある程度真面目にポーカーをプレイして勝つ必要がある。
とはいえ、負けても再挑戦が可能なので左端の「チェック/コール」ボタンを連打していればいずれは勝てる。
- 「フォースカードバトル」では下記のように戦うと簡単である。
- 最初はとにかく「フォールド」して自分のカードは温存し、他のキャラクター同士で戦わせて敵のカードを減らす。
- 敵が1人になる頃には相手のカードもかなり減っており自分のカードは温存されているので、ここで特殊カードの利用等で倒す。少しは楽に倒せるはずだ。
- 最後に残った敵がトップランカー(正面上の相手)以外の場合は美春の特殊カードで強制的にフォールドさせられるので、それを繰り返せばほぼノーダメージでクリアできる。
こんな人におすすめ:
ファンタジー派、コスプレ派、バラエティゲーム派。
▼コメント▼
- 同じポーカーの繰り返しという感が否めない。
各シナリオでプレイする回数が多く時間も掛かるので、それを全員分プレイするとなるとかなり疲れる。所要時間のわりに満足度はいまいちだったかな。
- やはり白河ことりの黒下着は良かった。期待を裏切らないというか、これは大切だよねぇ。あとはもっと黒い下着のキャラクターって多くてもいいと思うんだが。
別に黒い下着を着けているのは大人だけではないと思うぞ。最近は小学生だって……。あとは由夢の体操着から透けたブラジャーが良かったかな。
- ファンディスクだからか人数が多いから仕方がないのか、イベントCGやエッチシーンは少ない。
- 歌が多すぎると思う。そんなに増やさなくていいから作品の内容のほうにもっと力を注いでほしかった。
何度も繰り返しプレイしたくなるような作品になるように。或いは手軽なポーカーとしていつでも楽しめるように。
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Windows 18禁 |
誰かのために出来ること~Innocent Identity~ |
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フェルミ
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2009/02/27 |
★★★★☆ |
誰かのために出来ること~Innocent Identity~(KIRIKO)/Bird Fly(東迦きや) |
★★★☆☆ |
(C)2008-2009 フェルミ
(C)2008-2009 フェルミ
(C)2008-2009 フェルミ
(C)2008-2009 フェルミ
ゲーム概要・シナリオ:
相場貴也はどことなく退屈な毎日を送っていた。両親が不在のため父親の所有するアパートの管理人代理を引き受けてはいるものの、そんなものはいずれ慣れてしまう。それに今は入居者もいない。
そうなると他には取り立てて普通の学生生活と変わることなどない。少しだけ稀な境遇にこそあるものの、彼の送っていた日常は極めて「普通」のものだった。
そんなとき、自分のクラスへやってきた転入生の御波あやがアパートへ引っ越してくることになった。
それとほぼ時を同じくして上級生の東堂静奈、化学少女(?)の広沢柚理と知り合い、少しではあるが身の回りの環境に変化が訪れ始めた。
そしてその影響を受けてか、今もクラスメイトで幼なじみでもある神宮未鈴にも微妙な変化が……? みんなそれぞれ何か思惑があって動いているような感じがするが……誰のために何をしようとしているのか。
そして身の回りに新たな女の子たちが何人も現れるというこの境遇の変化。相場貴也の生活は退屈な日常から抜け出すことができるのか。また女の子たちそれぞれの目的は……。
あなたは誰かのために、何をできますか?
キャラクター属性:
同級生、上級生、下級生。
主題歌:
- 誰かのために出来ること~Innocent Identity~
KIRIKOの清涼系ソング。適度なテンポで爽やかなイメージのある歌。
- Bird Fly
東迦きやの歌うエンディング主題歌。
システム:
- キャラクターの音声がやや小さめなので音声音量は最大にして、場合によっては相対的にBGM音量を下げたほうが聞きやすい。
- コンフィグの「既読選択肢の色を変える」を「ON」に設定しても有効にならない。バグ?
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- 二択によるシナリオの分岐。好感度要素と、もしかしたら必須選択肢があるかもしれない。
- 攻略はそれほど難しくはないと思うが複数の同時攻略は禁物。八方美人はバッドエンドへの道標。多少面倒に感じても1キャラクターずつシナリオを読んでいこう。
- 各キャラクター個別シナリオに入る時点で既にグッドエンドかバッドエンドかが決定してしまっている場合がある。
この状態になってしまったと感じたときは、一度諦めて(?)最初から選択肢をよく吟味してプレイし直すしかない。
こんな人におすすめ:
純愛派、学園モノ派、のほほん派、ほのぼの派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- とにかく選択肢の多いゲーム。
- 作品名称の通り、各キャラクターは「誰かのために出来ること」(という悩み)を抱えている。
なので、各々のシナリオで「誰が」「誰のために」「何を出来るのか」をきちんと整理して読むとより一層味わい深い作品になる。
これはシナリオを読むためにある純愛系の作品だと思うので、ここはじっくりと読み進めるのがおすすめ。
シナリオは不必要に長くなく、要旨を的確に捉えて簡潔に述べられている。最近の作品には少ない傾向なので、今現在でもこのような作品が制作されることは非常に評価すべきことだと思う。
言いたいことを短く纏めた上できちんと相手に伝えるというのは想像以上に難しいことなんですよね。
- 現在は閉鎖してしまっているブランド「Clear」の作品「MoonLight~おもいでのはじまり~」
「Wing & Wind」「TALK to TALK」と世界観を共有している。
廃校となった学校、大きな橋、土砂崩れの事故、不老不死……情景描写やエピソードにもそれらの作品を髣髴とさせるものがある。
また「Innocent Identity」を「i2」と略記してしまうあたりにもブランド「Clear」の香りが強く漂っている。
※かつて「Wing & Wind」は「w2」、
「TALK to TALK」は「t3」と略記されていた。
世界観の基盤となっている上の3作品を先にプレイした人にはさらに愛着の持てる作品・郷愁を呼び起こす作品になることだろう。
- 純愛系作品故になのか、エッチシーンはかなり少なめ。
- タイトル画面の製品名称ロゴ「誰かのために出来ること」をクリックすると、その度に「誰かのために出来ること」という音声が流れる。音声のキャラクターはランダムらしい。
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Windows 18禁 |
「tan.」 |
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TJR
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2006/12/22 |
★★★★☆ |
TANGENT(柚木まき) |
★★★★★ |
(C)2006-2007 TJR
(C)2006-2007 TJR
(C)2006-2007 TJR
(C)2006-2007 TJR
ゲーム概要・シナリオ:
家から離れたい、ひとりになりたい。そんな思いで離島の学園しか受験しなかった御門明。彼の思惑は成功し、嫌悪していた家族や都会の人々から解放されることになった。
そして船に乗ってその学園のある八華島(ようかじま)へやって来たは良いが、馴れ馴れしい人、人当たりの良さそうな子、どこか掴み所のない子、そんな人たちに囲まれての新しい生活が始まった。
自分に自信を持てず都会の人間からの拒絶を選択した御門明は、この島でどのように変わってゆくのか。
キャラクター属性:
女子高生。
主題歌:
- TANGENT
柚木まきの清涼系ソング。いい歌だと思う。個人的には大好き。曲名まで「TANGENT」とは気合が入っているというか何というか。
システム:
- 選択肢によるシナリオ分岐。といってもお目当てのキャラクターを選択する方式だからとてもわかりやすい。
プレイ時間:
15時間程度。わりとシナリオ展開は速い。
攻略:
こんな人におすすめ:
純愛派、学園モノ派、田舎ゲーム派、シナリオ重視派。
▼コメント▼
- キーワードは「強さ」と「弱さ」、「孤独(一人)」と「接触」。特に「弱さ」と「孤独」は過去或いは現在までの明の象徴であり、それをどう克服してゆくかが最大のポイント。
それには他人と「接触」して「強さ」を知り、またそれを会得する必要があった。そしてその成長ぶりはあたかも魔法や奇跡のように目覚ましいものであった。
- もうひとつのポイント、「接点の全くない人たちばかりの島へたった一人でやってきて、どうやって接点を作ってゆくか」。これはできる人には簡単なんだろうけれど、できない人には相当難しいことなんだよね。
自分も得意なほうではないから明の気持ちはなんとなくわかった。
- > 「好かれたくなかった」
> 「嫌われていたかった」
> 「拒絶される恐怖に耐えられず、自分から拒絶した」
……う~ん、わかるような気もする。ひとことで言うと「自信がない」「外向けのキャラクターを作る」ということなんだが、そんなひとことで片付けられないような重みがあるんだよね。
経験者か、或いはこの作品をプレイしてみればわかるかも。言葉では説明が難しい。
- 「両思い」という言葉はない、か……なるほど、たしかに辞書にも載っていない。でも「相思相愛」という言葉があるよね。これを大切にしよう。
- オフィシャルサイトを見ればわかるように、キャラクター別にテーマがある。しかもサブキャラクターにもテーマが設定されているというのはなかなか。
でもあまり気にしなくてもいいかも……? それにとらわれすぎて物語の本質を見失わないように。
- BGMにワルツやロッカバラードが多い。なかなか洒落ているかもしれない。
- オープニングムービーでも直角三角形の中にキャラクターが描かれていたりして、数学のtan(タンジェント)の求め方を髣髴とさせるところがなかなか凝っている。
数学のtan(tangent)の和訳は「正接」「接触」。この作品のコンセプトを見事に表している。数学専攻の自分としてはこの作品は手に取らずにはいられなかった(笑)。
キャラクター紹介のときに現れる矢印(←↑→)は数学のtanの求め方の示唆だよね?
- > 「三人寄ればモンジャヤキでござる」
これは自分しか考えない言葉だったと思っていたので、出てきてびっくり。同じようなことを考える人っているものなんだなぁ。何気に自分のお気に入りとして時々使っていたんだが(苦笑)。
- 砂城シナリオが好きだった。なんか格好良かったっていうか。明よりも砂城のほうが格好いいかな。イベントCGとしても。嵐の中でみんなに指示を出す姿とか、絶対に格好いい!!
- よく読むと誤字・脱字、結構あります。日本語も英語も。でもシナリオに差し支えるような致命的なものはないのでご心配なく。
※引用記号(>)の付いた文章は作品内からの引用です。
それらの文章の著作権は全てTJRにあります。(C)2006-2007 TJR
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Windows 18禁 |
チアフル! |
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戯画
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2007/01/26 |
★★☆☆☆ |
Lilies line(KOTOKO) |
★★★★☆ |
(C)2004-2007 戯画
(C)2004-2007 戯画
(C)2004-2007 戯画
ゲーム概要・シナリオ:
風間俊(かざますぐる)は幼少の頃から桜木百合香や秋野もみじと兄弟姉妹のような関係を続けてきた。だが、もみじはともかく実は百合香に対してだけは憧れの念を抱いていた。
そして一緒に学園生活を送るために難関である名門校「姫百合学園」に努力の末に合格し、喜んでいた。
しかし入学式の日に再会した百合香への告白は俊の一世一代の大勝負にも拘らず、失敗。そんな百合香に「弟」のように扱われて失望していた彼の前に現れたのはチアリーディング部の部長、橘美雪。
彼女に引っ張られて部室で「応援至上主義――チアスピリット――」を掲げる上級生たちと出逢い、「男性のチアリーダーは類稀」という葛藤を振り切って自分もチアリーダーになるという志を決める。
チアリーディング部の上級生たちは俊の百合香を想う気持ちを応援し、また俊自らも他の誰かを応援する――そんな応援のくれる力によって勝利をものにすることを目指す学園生活が始まったのだった。
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生、上級生、チアリーダー。
主題歌:
- Lilies line
KOTOKOの歌う清涼系ソング。テンポも良く非常にスッキリとした印象があり、人気が高いらしい。そして2008/10/24時点でこの歌曲の収録されているCDは同梱特典CDに限られており、入手の難しい歌でもある。
システム:
- 通常の選択肢による分岐。主に二択で、場合によって三択や条件が悪いと一択になることも。
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- 基本的には攻略対象キャラクターに対して好感の持てる選択肢を素直に選べばいいので、特に難しいことはない。
- どのキャラクターに対しても良い選択肢を選んで進める場合のキャラクター個別シナリオ分岐の優先度は、美雪>双葉=梢>百合香=もみじのような感じ(詳細未調査)。
- 共通シナリオは長いがキャラクター個別シナリオは短いので、2回目以降のプレイではメッセージスキップ機能を使えばプレイ時間を大幅に短縮できる。
こんな人におすすめ:
純愛派、学園モノ派、ユニフォーム派、体操着・ブルマ派、KOTOKO派。
▼コメント▼
- 謎が多い。シナリオ展開やキャラクターの設定等々、シナリオ序盤では未知との遭遇ばかり。これは作品名からは想像もつかなかった。
なお、一太郎と英雄の関係をはじめとしてシナリオを全編読んでも解決しない謎もある。でもシナリオ自体はそんなに重い内容ではないという微妙な線。これでよかったのだろうか……と少し疑問に思った。
- 「姫『百合』学園」だから「『百合』香」で「『Lilies』」。非常にわかりやすいネーミング。だとすると主題歌に含まれる「line」の由来は?……一列に並んで一糸乱れず演技するチアリーダーかな?
- 実はこのサイトを構築するに当たって最初に注目した作品。
最初は2004年8月にオフィシャルサイトが開設されたが、その後暫く凍結される。後にオフィシャルサイトもリニューアルされ、結果的に発売は2007年1月になった。その空白の期間に何があったのだろう。
個人的にはそこのところが非常に気になっている。もしかして企画倒れになりかけた!?
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Windows 18禁 |
乳辱遊戯 |
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WestVision(閉鎖)
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2003/09/19 |
★★★★☆ |
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(C)2003 WestVision
(C)2003 WestVision
ゲーム概要・シナリオ:
蕨伝吉は犯罪の常習犯で警察に追われる身。それをどうにか逃れ、人里離れた一軒の別荘(?)に身を潜めていた。自分の別荘ではなく誰の所有するものかも知らない家である。
彼はそこで自分の作成したサイト「@nipple」を細々と運営していたが、思うように来訪者はなく、いつもネタを探していた。
そんなときにこの家に訪れたのが2人の少女だった。彼は彼女たちを利用して自分のサイトを盛り上げることを考える。そして何より、彼は女性の乳首に異常なほどの執着を持つ男だった……。
キャラクター属性:
少女、義母。
主題歌:
システム:
- 通常の選択肢だが、選択次第でサイト「@nipple」のカウンターの上昇度が変わる。そしてそれはゲーム進行やエンディングにも影響する。
プレイ時間:
10時間程度。いわゆる「やるゲー」で余計な要素はないが、ちょっと選択肢が難しい感じなので速攻可能とまではいえない。
攻略:
- 選択肢が多いのと、どれがエンディング分岐のための重要選択肢なのかがわかりにくい。攻略はこのサイトが参考になるかも。
こんな人におすすめ:
やるゲー派、凌辱派、乳首派。
▼コメント▼
- 乳首へのこだわりというコンセプトが気に入った。乳首にこだわった様々なプレイが楽しめる。乳首フェチの人は持っておいて損はないと思う。
- 乳首に洗濯バサミとか、いいねぇ。乳首をイジる描写も良い(絵と文章)。陥没乳首が徐々に立ってくるシーンの描写なども良い。妹の雫が付けていたニップレスも気に入った。
乳首を綿棒でイジるシーンもなかなか。拘束して乳首をいたずらするシーンもいいと思う。
- 監禁されている少女たちが下着姿というのも気に入った重要なシチュエーション。
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Windows 18禁 |
ちょっと素直にどんぶり感情 |
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ういんどみる
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2005/08/26 |
★★★☆☆ |
DOKIDOKIのキ・モ・チ♥(真優) |
★★★☆☆ |
(C)2005 ういんどみる
(C)2005 ういんどみる
(C)2005 ういんどみる
(C)2005 ういんどみる
ゲーム概要・シナリオ:
武藤正太郎はマンションで独り暮らしの生活。隣に住んでいる神代家と仲良く毎日を過ごしていた。
そこへ突然、幼なじみであった牧村みのりがやってきて「クリスマスプレゼントは私だよ!」……そのまま何故か一緒に生活するハメになり、
さらに彼女を取り戻そうと追い掛けてきた妹の牧村雪音まで抱え込んで生活することになってしまった。
正太郎は神代家の親子3人にも牧村家の姉妹2人にもとても気に入られていることが逆に災いして、突如全員で正太郎の取り合い合戦が始まった!
神代家のお母さんこと珠美とみのりが正太郎をめぐって家事勝負をすることになったり、表面的には嫌われてばかりの雪音に怒られたり、神代家の双子の娘のことりとヒナにまであちらこちらへと振り回される始末。
いったい正太郎の平和な生活の行方はどうなるのだろうか……。
キャラクター属性:
幼なじみ、年上、年下、双子。
主題歌:
- DOKIDOKIのキ・モ・チ♥
真優の歌うオープニングのみの主題歌。エンディングに主題歌が用意されていないのは少し惜しいと思ったが、仕方がない。
特別ノリの良い歌ではないが何度か聴くと込められた思い(といっても深くはないが)が伝わってくる。繰り返し聴いて意図を理解すると初めて好きになるタイプの歌かもしれない。
システム:
- 選択肢と行き先マップでの選択による分岐。選択肢は基本的に二択が多く、マップ移動は前日の選択が翌日の選択範囲に影響することもある。
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- エンディングは9通り。そのタイプによって選択の仕方が少し異なるが、それほど難しいことを要求してはいない。
- 単独エンディング
目的のキャラクターに愛想のいい選択肢を選んで一直線。最も簡単なエンディング。ただし、雪音シナリオは優先度が低く選択肢も少ないので入るのが少し難しいかもしれない。
みのりをあまり優先させすぎてはいけない。これで合計5通りのエンディング。
- どんぶりエンディング
作品名にもある通り、このゲームは「どんぶり」こと複数プレイが大切な要素のひとつでもある。
牧村姉妹どんぶりと神代双子姉妹どんぶりを見るための条件は、シナリオが決定する日付までにそれぞれとのエッチを済ませておくこと。
ただし神代親子どんぶりだけは例外で珠美は優先選択肢を選んでおくだけで良い。各キャラクターとの初エッチの日付を予めチェックしておくとプレイしやすい。これで合計8通りのエンディング。
- バッドエンド
どのキャラクターにも偏らない選択肢を選んでシナリオが決定する日付まで進めるとこのエンディングになる。
このバッドエンドもきちんと見ておかないと「おまけ」のBGMが全て埋まらない。これで合計9通りのエンディング。
こんな人におすすめ:
コメディ派、のほほん派、萌えゲー派、おしかけゲーム派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- シナリオが軽く、難しいことを考えずにプレイできる作品。
作品名称通りに親子/姉妹「どんぶり」(複数プレイ)のエッチシーンを楽しむ作品だといえるので、複数のキャラクターの攻略を同時に進めて「どんぶり」エッチを存分に楽しもう。
いくつかのタイプの「どんぶり」が用意されているので、それによって必然的に萌え系作品にしてはエッチシーンはかなり多めになっている。
なお、「5人全員どんぶり」は用意されていないのであしからず。
- 絵はかわいい系で、シナリオは時間の経過をあまり感じさせないゆったりとしたのほほん系。
- 珍しく「魔法」「Oasis」の概念が出てこないという、ういんどみるにしてはある意味で異色の作品。どうしてこの作品だけ……?
- まだ同ブランドの制作力の本領が発揮されていないような、荒削りといった感がある。
人によっては「出来が良くない」と評価してしまうかもしれないが、そんなに悪い感じはしなかった。内容やアルゴリズムが煩雑ではないので個人的にはむしろプレイしやすい作品に分類される。
- 音楽担当が「Elements Garden」の前身である「feel」であったことにちょっと懐かしさを感じた。
チーム名称が変わっても、あの頃から現在まで音楽のコンセプトを大きく変えずにきちんと活動していることが窺えた。
- ことりの白タイツに予想以上にハマった! 基本的にはいつもは黒タイツ派の自分だが、
白タイツをこんなにも気に入るとは……! 薄い「ストッキング」よりも厚い「タイツ」のほうが好きだということはわかっていたが、これには自分を再認識させられたかも。
- 気に入ったキャラクターは雪音とヒナ。それぞれ別の意味で良い味を出しているので甲乙付け難い。
雪音は正太郎と確執があってなかなか心を開いてくれず、選択肢というシステム的側面でも攻略がやや難しいほうに分類されるので、クリアできたときに彼女を気に入る人は多いかもしれない。
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Windows 18禁 |
月は東に日は西に~Operation Sanctuary~ |
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オーガスト
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2003/09/26 |
★★★☆☆ |
divergent flow(真優)/明日の思い出(真優) |
★★★☆☆ |
(C)2003 August
(C)2003 August
(C)2003 August
ゲーム概要・シナリオ:
通称「はにはに」。
5年前に事故で記憶をなくした主人公、久住直樹は従妹の渋垣茉理の家に同居しながら同じ蓮美台学園に通い、天文部の一員として非常に少ない活動をなぜかカフェテリアで行うという平和な毎日を過ごしていた。
そんなとき、屋上で寝ていた直樹の頭上にいきなり女の子が降ってきた! しかもそのまま同じクラスに転入してくるという絵に描いたような展開。そんな美琴を訝しがりながらも彼女を天文部へと誘い込む。
他にも幼なじみの保奈美や茉理のクラスメイトのちひろ、担任教師の結先生たちも巻き込んで今日も直樹の周囲はドタバタライフ。
しかしあるとき直樹にそっくりな裕介という人物が現れたり、直樹が原因不明の頭痛に襲われたり、茉理が病気になったり……直樹の周囲に異変が起きる。
そしてどうやら美琴や他の何人かは外国ならぬ異世界からやってきたような素振りを見せ始める。異世界……いや、世界は同じだが今現在ではなく未来……。
キャラクター属性:
幼なじみ、従妹、同級生、下級生、先生。
主題歌:
- divergent flow
真優の元気ソング。快活なのはいいんだがちょっと歌が聴き取りにくい。よって必然的に低い評価に。でも巷での評判はいいみたいだし悪い曲ではないはず。
- 明日の思い出
真優の歌うエンディング主題歌。
システム:
- クリック機能の設定などなかなか細かいところがあるので、いつも自分の使い慣れている設定にすることが可能。でも必要ないといえば必要ない。
- 音楽モードでは曲の説明が表示される。1曲ずつに説明があるのは丁寧だと思った。
プレイ時間:
30時間程度。
攻略:
- 特に難しくはないはず。選択肢がかなり多いのであまり気にし過ぎないように。
こんな人におすすめ:
学園モノ派、制服派、コメディ派。
▼コメント▼
- おしゃべりのリズムがいい。会話のやりとりのおもしろさは一流だと思う。
似たところではお願いお星さまなんかもよくできていたが、こっちも負けていない。そういうのが好きな人にはお勧めできる。
- 基本的にキャラクターはみんな仲良しで、そこが気に入った。あまり険悪な雰囲気で神経を使うのも疲れるし。
- 時をかけるシナリオなのでS・Fが入っていますね。それほど複雑ではないのでそっち系が得意じゃない人もご心配なく。コメディが好きであれば万事OK。
- 「スカイウオッチャー」を「屋上で昼寝してばかりの部みたいだな」と言っていたのがなんか複雑な気持ち。そういう雑誌があったよなぁ。今はもうないんだけれど。あれは立派な天文誌でしたよ。
あと、天文にしても「輻射点」「ポン・ウィンネケ彗星」とか、かなりツウ(通)なネタが出てくる。
最近は輻射点って言わないぞ……ポン・ウィンネケ彗星って知ってる人、何%いるんだ……? すごくお気に入りのネタだった。
- バイナリィ・ポットのS・FとPrincess Holidayに原型をなすコメディを
合わせたのがこの「はにはに」のように見えるが、内容が多く&重くなりすぎて個人的には失敗だったように思える。
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Windows 18禁 |
ツナガル★バングル |
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ういんどみる
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2007/10/26 |
★★★★★ |
One Dream(佐藤ひろ美)/ツナガル☆ミライ(佐藤ひろ美) |
★★★☆☆ |
(C)2007 ういんどみる
(C)2007 ういんどみる
(C)2007 ういんどみる
(C)2007 ういんどみる
ゲーム概要・シナリオ:
通称「ツナバン」。
かつて「大魔法使い」が存在したといわれ、その証ともいえる大魔法使いの「印」が至るところに残されている港町、和泉崎。
その港に停泊する豪華船「クィーン・エミー号」の中に、なんとひとつの学園が設立されていた。それは奏祥学園。
奏祥学園1-Aに在籍する鳴海弘太は小さい頃から冒険や探検といったことが大好きで、今もその心を強く持ち大冒険に憧れている闊達とした少年。
ある日、彼が奏祥学園ことクィーン・エミー号の中を一人で探検していたら出逢った見慣れない少女。彼女の名は一ノ瀬悠夏。
弘太はどうも気になって彼女の動向を見ていると、どうやら彼と同じく探検の血が騒ぐタイプらしい。
そんな2人は出逢ってすぐ、あっという間に意気投合! 2人で探検を始める。そして次々に見つかる大魔法使いの遺産とも思える品の数々。
悠夏の持っていた謎の鍵をはじめ、不思議な腕輪、腕輪に連動して「印」から飛び出す光の球、そこから生まれるマジックアイテム。
どうも弘太や悠夏とクラスメイトたちが身に着けた腕輪には大魔法使いの何らかの意図を感じるのだが……。不思議な腕輪を着けた弘太たちのマジックアイテム探求の慌しくも楽しい冒険が始まった。
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生、上級生、メイド。
主題歌:
- One Dream
佐藤ひろ美の歌うオープニング主題歌
- ツナガル☆ミライ
佐藤ひろ美の歌うエンディング主題歌。
システム:
- 文字が大きくて読みやすい。
- キーには各機能をかなり細かく割り振ることができるが、日本語入力モードのときにスペースキーが正しく動作しないので注意。
- 次の選択肢または未読テキストまで高速スキップする「JUMP」と直前の選択肢に戻れる「RETURN」が便利で特徴的。
- セーブエリアが不足したときに「セーブページの追加」ができる。これは初めて見たおもしろい機能だ。
プレイ時間:
40時間程度。
攻略:
- 各キャラクターに対して優しく接する選択肢を選べば基本的にはクリアできるので、難易度は高くない。
- 分岐の流れは「共通シナリオ」→「個別シナリオ」→「個別ハッピーエンド/個別ノーマルエンド」。真穂の誕生日直前の6/8あたりでどのキャラクターのシナリオに入るのかが概ね判別する。
- いつきシナリオは分岐が少し複雑になっているので雫との両立を考慮した選択肢の組合せもよく考えよう。そうすれば思わぬエンディングに辿り着ける……のかな。
こんな人におすすめ:
純愛派、コメディ派、学園モノ派、ファンタジー派、友情派。
▼コメント▼
- とにかく常時ハイテンション。
個人的な感想ではあるが、絶対に前半のシナリオのほうがおもしろいっ! 特に6回目の光の球のハンティングは各キャラクターの個性がよく表現されていておもしろい。
それぞれのキャラクター「らしさ」と魅力が十分に味わえると思うのでここは楽しもう。快活で小気味良い冒険活劇(?)が大好きな人にとっては
この休むことなくテンポよく進むシナリオはとても楽しいと思う。非常におすすめの作品。少しプレイしてみて悠夏のテンションが気に入ったらそのまま続けて楽しいこと間違いなし!
- このシナリオにおける「宝探し」とは……人と人とを近づける(繋げる)ための大魔法使いの遺産だと思う。
きっと「後世の人々がそういう繋がりを持った港町を築いてほしい」というかつての大魔法使いの遺志なのだろう。
- 「ツナガル★バングル」の「ツナガル」とは――意気投合(心と心)、手と手、身体と身体、
そしてその人たちの未来がそれぞれ離れ離れのものなのではなくてなんらかの形で繋がっていてほしい――ということなのかな。
そして「バングル(腕輪)」は2人若しくはもっとたくさんの人たちを繋げるために存在するのだろう。
そんなたくさんのものを不思議な宝探しを通じて繋げるためのバングル。だから「ツナガル★バングル」。
- 悠夏シナリオで見つけることのできる次のフレーズ、
> 「時計塔は、時を刻み続ける」「この和泉崎で」
これはこの作品のサブタイトルである、
> 「In the place with recollections... It keeps mincing the time.」
これの日本語訳であると考えて間違いない。大魔法使いたちのいた時代から弘太の時代までの連続性を感じる。
その意味では時計塔や腕輪は大魔法使いたちと弘太たちを「時空を超えて繋げる」ための魔法装置でもあるのかな? 意味深だね。
- 雫シナリオはBGM「RIVAL!」の使いどころがおもしろい! 普通は宝探しの佳境で流れるのだが、雫シナリオでは宝探しのシーンだけではない! 登場シーンやラーメン屋など、予想外の場所で聴ける。気に入った。
シナリオもなかなかいいしね。
- メインヒロイン(?)だと思われる悠夏が1人だけ左利きだというのがちょっと珍しい設定で気に入った。マッピングの大好きな彼女が左手でマップを描く姿は頻繁に見られるが、なんだか新鮮な印象を受けた。
- CPUとメモリの使用量が結構多いのでパソコンが動作スペックを満たしているかどうかに注意。
- 音楽モードの「Min」が「Mix」になっている……。
※引用記号(>)の付いた文章は作品内からの引用です。
それらの文章の著作権は全てういんどみるにあります。(C)2007 ういんどみる
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Windows 18禁 |
ツナバン▽らぶみくす |
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ういんどみる
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2008/07/18 |
★★★★☆ |
ツナガル☆らぶみくす(矢田みこ)/大スキ!のち大スキ!(佐藤ひろ美) |
★★★☆☆ |
(C)2008 ういんどみる
(C)2008 ういんどみる
(C)2008 ういんどみる
(C)2008 ういんどみる
ゲーム概要・シナリオ:
「ツナガル★バングル」のファンディスク。コンテンツは下記の通り。
- キャラクター別シナリオ
- 一ノ瀬悠夏:ラブラブちゅっちゅ隊 突入ラブホテル!!
- 望月真穂:やりすぎ彼女とウエディングドレス
- 夕凪樹里:追跡24時! 魔法使い樹里のあま~い1日
- 津宮雫:戦慄の予言書 庶民派新婚生活編
- 藤倉いつき:いつきさんが制服に着替えたら★
- 新規エピソード:パラレル★バングル
キャラクター別シナリオはそれぞれのエンディングの後日談、「パラレル★バングル」はどのキャラクターともエンディングを迎えなかった場合を想定しているらしい。
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生、上級生、メイド。
主題歌:
- ツナガル☆らぶみくす
矢田みこの歌うオープニング主題歌。前作の「ツナガル☆ミライ」といい、作品やシナリオのタイトルの「★」とは異なり曲名は白抜きの「☆」にする傾向にあるようだ。
- 大スキ!のち大スキ!
佐藤ひろ美の歌うエンディング主題歌。キャラクター別シナリオのエンディングで聴ける。
システム:
- いわゆるういんどみる標準。
解像度の変更、音量調整、詳細なキーカスタマイズ、演出速度の変更、セーブページの追加、次の選択肢または未読テキストまで高速スキップする「JUMP」、直前の選択肢に戻る「RETURN」……同社の他作品と同様。
これは結構便利だ。
- BGMに比べて音声音量が小さいので音声を聞き取り難い。
プレイ時間:
25時間程度。
攻略:
- 各キャラクター別シナリオは読めばいい。ひたすら読めば完全にクリアできる。
- 「パラレル★バングル」には各キャラクターのエンディングの他にハーレムエンドがある。
- やや難しいのが「パラレル★バングル」の2人同時エッチシーン(いわゆる3P)とハーレムイベント。攻略概要としては以下のようになる。
- 3Pイベント:特定の2人のシナリオを同時に進める。
- ハーレムイベント:全員のシナリオを同時に進める。
こんな人におすすめ:
純愛派、コメディ派、ファンタジー派。
▼コメント▼
- 本編のハイテンションのノリが全く色褪せることなく受け継がれている。
ファンディスクになると遊び要素重視のために本編のコンセプトが失われがちだが、この作品にはそのようなことはない。本編が好きな人には間違いなくもう一度楽しんでもらえると思う。
相変わらず爽快で小気味良く進む冒険活劇(?)が気持ちいいねぇ。弘太と悠夏のおかげかな。その意味では主人公とメインヒロインの役割をしっかりと果たしている、良作だと思える。
- 「パラレル★バングル」ははぴねす!りらっくすの「ぱちねす!」のような展開を想像していたが、まさにそれに近いものだった。
なんだかシナリオタイトルからそれは想像できるよね。
- 短くはあるが奏シナリオにまた巡り合えたのはちょっとうれしかった。やはりこの作品は時間も超えて「ツナガル」んだね。
- 「ツナバン▽らぶみくす」の「▽」は本来は「」だが、メーカー公認で「▽」で代替可能としている。
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Windows 18禁 |
つよきす |
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きゃんでぃそふと
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2005/08/26 |
★★★★☆ |
Mighty Heart~ある日のケンカ、いつもの恋心~(KOTOKO)/Isolation(怜奈) |
★★★★☆ |
(C)2005 きゃんでぃそふと
(C)2005 きゃんでぃそふと
(C)2005 きゃんでぃそふと
ゲーム概要・シナリオ:
幼なじみたちとのんびりとした毎日を送っている主人公。そんな対馬レオの憧れはクラスメイトで生徒会長でちょっと強気なお嬢様、霧夜エリカ。通称、「姫」。
でも憧れるだけでなかなか近付くことはできないレオだったが、ある日幼なじみ全員纏めて生徒会役員に抜擢(?)されることになった。
周囲を見渡すと姫に従姉の乙女さんに幼なじみの1人の蟹沢きぬ……元気、強気な女の子の集まったこの生徒会で果たしてレオの行く末は。
キャラクター属性:
ツンデレ、お嬢様、従姉、幼なじみ、同級生、上級生、下級生、先生、委員長。
主題歌:
- Mighty Heart~ある日のケンカ、いつもの恋心~
KOTOKOの清涼系ソング。テンポがよく、楽しく、わりといい歌に入ると思う。
- Isolation
怜奈の歌うエンディング主題歌。
システム:
- 日々の短いエピソード形式。
- 文字が大きくて読みやすい。
- 右クリック2回でシステムメニューが出るのは少し珍しい……のかな?
- 誰かが来たらF5を押せばミニゲーム画面に早変わり。その名も「GO!せろ Special Edition」。
なんだかはるのあしおとに似た感じだなぁ、こういう機能。
プレイ時間:
30時間程度。
攻略:
こんな人におすすめ:
学園モノ派、コメディ派、ツンデレ派、KOTOKO派。
▼コメント▼
- ツンデレ(というか強気)のタイプを細分化してそれぞれをキャラクターにした作品。プレイヤー側もツンデレタイプ別の萌えを理解することが必要かも。
それができないとどの子も似たようなキャラクター・シナリオに見えてしまうかもしれない。自分にはそう見えた……。ある意味では「好きなツンデレタイプ診断」に使える作品かもしれない。
- テキストはおもしろい。なかなかおもしろい。コメディが好きな人なら、読みやすいし全く問題ないと思う。
もう少し会話が続くのかな、と思ったら次の日に進んでしまうところなんかもコメディとしては良い。
- きぬの体操着がへそ出しなのはどうしてだ? なんだか妙に丈が短いぞ。
- 土永さん(サブキャラクターのオウム)はいいキャラクターだ。
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Windows 18禁 |
ティンクル☆くるせいだーす |
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Lillian
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2008/09/26 |
★★★★☆ |
ユメミボシ★boom!boom!(KOTOKO)/Growth Of Mind(榊原ゆい/NANA)/ミラ☆クル クリスマス(聖沙・B・クリステレス as 阪田佳代)/eternal twinkle(NAO) |
★★★☆☆ |
(C)2007-2008 Pencil
(C)2007-2008 Pencil
(C)2007-2008 Pencil
(C)2007-2008 Pencil
(C)2007-2008 Pencil
ゲーム概要・シナリオ:
通称「クル☆くる」。
特待生として流星学園に通う咲良シンは「キラキラの学園生活」(=楽しい学園生活)を送るべく生徒会長となって日々を過ごしていた。
しかし流星学園の生徒会には代々伝わる極秘任務が……それは九浄家とともに「リ・クリエ」の大災害から世界を守ること。
「リ・クリエ」が近づくと空にはたくさんの星が流れる。そして……救世主ともいえる「魔王」が必ず現れる。その言い伝え通り魔王として降臨したのは……他ならぬシン自身だった。
「リ・クリエ」の大災害から友達・学園・世界を守りつつ、シンは「キラキラの学園生活」を送るべく奮闘の毎日を送る。
キャラクター属性:
同級生、上級生、下級生、幼なじみ。
主題歌:
- ユメミボシ★boom!boom!
KOTOKOの歌う元気ソング。とてもわかりやすい歌だが、いまいち個性に欠けるかもしれない。無難に仕上がっている。
- Growth Of Mind
榊原ゆい/NANAの歌う挿入歌。主題歌に比べてやや厳かな雰囲気。
- ミラ☆クル クリスマス
シナリオ内で聖沙・B・クリステレスが制作した劇中歌。本人が歌っていると思われる。内容はクリスマスをみんなで楽しく過ごそうというもの。
- eternal twinkle
NAOの歌うエンディング主題歌。ただし、クリアするキャラクターによってエンディングで流れる歌は変化するため、この歌が聴けない場合もある。
システム:
- ノベルパート
シナリオを読むパート。
- 選択肢
マップ移動によるキャラクター選択。極稀に二択程度の選択肢も出現する。
- バトルパート
炎、水、雷、闇、光の5属性で戦うリアルタイムバトル。慣れるまでは戦略を練るのが難しいかもしれない。演出が派手で、見ていて爽快。おまけモードでフリーバトルとして遊べる。
- おまけモード他
CGモード、シーン回想モード、BGMモード、フリーバトル、各種コンフィグを完備。
プレイ時間:
55時間程度。
攻略:
- まずはメインキャラクターをひたすら選択して各個にクリア。
- 次にサブキャラクターの選択を重要視して各個にクリア。
- 最後にマップ移動時に発生するイベントをチェックして特殊イベントを見る。マップ移動時に登場するキャラクターや発生イベントを最初からチェックしておくと再確認の必要がなく、楽である。
- とにかくエンディングの数が多い。今までに確認できたものは以下。
- 夕霧ナナカ
- ロロット・ローゼンクロイツ
- 聖沙・B・クリステレス
- 九浄リア
- アゼル
- 高橋サチホ
- サリーちゃん
- リースリング遠山
- エミリナ
- 飛鳥井紫央
- 御陵彩錦
- メリロット
- パッキー
- エンディング未確認:九浄ヘレナ、メルファス(?)……(おそらくこれらのキャラクターにもエンディングがあるのでは?)
こんな人におすすめ:
学園モノ派、コメディ派、ファンタジー派、じっくりプレイ派。
▼コメント▼
- 「プリンセスうぃっちぃず」と比較するとシナリオが冒険活劇から完全な日常生活(学園モノ)になった。
そのためか緊張感は薄くなり、コメディチックで読みやすくなった。
- とにかくエンディング数が多い。そのため当然プレイ時間も長くなる。
シナリオ分岐が複雑過ぎるので、拘りのない人はパーフェクトクリアを目指さないほうが良いかもしれない。
- バトルパートの基本は「プリンセスうぃっちぃず」の概念を継承している。
とにかく派手で数値が大きいことが特徴で、小さな戦いでも大スペクタクルのように感じることができる。
しかし、シナリオのストーリー性が薄れたことを考慮すると、逆にバトルパートに力を入れ過ぎたのではないかとも考えられる。
発売延期を重ねた割りにはシナリオが単調だったので、延期期間中にバトルパートの開発にのみ注力していたのだとしたらこれは作品全体としては少々残念な結果である。
- バトルパートでサブキャラクターのほぼ全員が仲間になるシナリオの進め方もあるのかもしれないが、時間の都合でそこまではプレイしていない。
マップ移動の選択肢で上手に寄り道をすればおそらくはできそうな気がする。
- バトルパートのHARDモードは文字通り非常に難しいので
「プリンセスうぃっちぃず」のバトルを何度も繰り返し経験した人以外には推奨できない。
難しいと思ったら素直にNORMALモードやEASYモードに切り替えよう。
- イベントCGやエッチシーンは少ない。これは予め知っておいたほうが良い。やはりバトルを楽しむためにある作品だと言えようか?
- 背景の空に常に流星が動きを持って描かれているのが印象的。
- 声優は一切非公開とされている。
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Windows 18禁 |
天使のすきゃんてぃ |
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スウィートハーツ
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2005/02/18 |
★★★☆☆ |
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(C)2005 SweetHearts (利用許諾済)
(C)2005 SweetHearts (利用許諾済)
(C)2005 SweetHearts (利用許諾済)
ゲーム概要・シナリオ:
経営の傾きかけたレストランの倒産の危機を救うために出した施策はウェイトレスを全員下着にするというアイディア。
いわゆるランジェリーレストランにしてしまおうということだった。
そして泊り込みの研修が始まった。メンバーは主人公の幼なじみ兼クラスメイト、従姉、オーナーの娘、それからこの案を持ってきたコンサルタント。
主人公を含めた5人が合宿所で一緒に過ごすわけだけれど、ウェイトレスは常にレストランのコスチュームである「下着姿」で生活するという決まり。
下着姿の女の子が近くにいるのはいいけれど手出しのできない研修の日々が過ぎてゆく……。
レストランが開店すると人手が足りないことを見込んでウェイター(?)を1人追加、それでも足りないときはコンサルタント自ら下着のコスチュームでフロアに立つ。
ウェイター(?)を含めた5人のいるランジェリーレストランで主人公はどうする……?
キャラクター属性:
幼なじみ、従姉、お嬢様、年上。
主題歌:
システム:
- 極めて普通。マウスオーバーしたときとクリックしたときの効果音の響きがちょっと好き。
プレイ時間:
8時間程度。
攻略:
- 基本的には「やるゲー」に近いので選択は難しくないが、攻略順序は決まっている。
- まずは主要3キャラクターの綾乃、麗美、かすみ。
- 次に可奈子。
- それから渚。
- 最後にハーレムエンド。これを見るためには偏った選択をせず、主要3キャラクターを満遍なく選ぶこと。
こんな人におすすめ:
下着派、ライトシナリオ派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- コスチュームとしての下着を見るためのゲームなので装飾系下着に興味のない人はプレイしてもあまり楽しめない。
デザインが気になる人はオフィシャルサイトのサンプルCGで確認しておこう。可奈子の白でストラップレスの下着が気に入った。
- 同じCD-BROS系のふくらみかけと比べると絵の質は向上したがシナリオは大して変わらない。
が、合宿所内では他の人は服を着ているのにウェイトレスの3人だけは下着でいなくちゃいけないだとか、ちょっと倒錯的な設定があったりしてこの作品のほうが凝っている。
ランジェリーレストランというコンセプトそのものよりもこれのほうが重要ポイントでしょう。下着が好きな人の中にはこのへんに惹かれる人もいるんじゃないかと。
満足度としては最初は★2つかと思ったが、このあたりの設定と他のゲームに少ないコンセプトを実現してくれたことで★3つにした。
- エッチシーンのテキストはわりと短い。
- ランジェリーレストランでスクール水着はねぇ……これはレストランの客へのサービスじゃなくて、プレイヤーファンサービスだな(笑)。
- かすみの一人称が何故「ボク」なんだ。「私」でいいと思うぞ。
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Windows 18禁 |
ToHeart2 AnotherDays |
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Leaf
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2008/02/29 |
★★★★☆ |
Heart To Heart~AnotherDays~(上原れな)/コスモスのように(上原れな) |
★★★★☆ |
(C)2007-2008 Leaf/AQUAPLUS
(C)2007-2008 Leaf/AQUAPLUS
(C)2007-2008 Leaf/AQUAPLUS
(C)2007-2008 Leaf/AQUAPLUS
ゲーム概要・シナリオ:
通称「TH2AD」。
またしても発売前に10万本の受注を取ったビッグタイトル。内容もさることながら看板商品としては偉業だ。
ToHeart2のサブキャラクターたちのエピソード。とはいえ本格的な作りになっており、シナリオの量もかなりある。
特に下記のキャラクターについては本編とは別にシナリオを設けてあるほどだ。
- 小牧郁乃:小牧愛佳の妹。人気が高かったため別シナリオとして作ったと思われる。
- 柚原このみ:本来はサブキャラクターではないが、中心的な位置を務めるキャラクターとしてのおまけシナリオ?
- 向坂環:柚原このみと同じく本来はサブキャラクターではないが、中心的な位置を務めるキャラクターとして優遇されているらしい。
「柚原このみ&向坂環」として、2人が一緒に描かれたエピソードの中に登場する。
キャラクター属性:
ToHeart2のサブキャラクターたち、柚原このみ、向坂環。
主題歌:
- Heart To Heart~AnotherDays~
上原れなの歌う清涼系ソング。聴いていて気持ちはいいのだが……画像といい、歌といい、前作の使い回し?
- コスモスのように
上原れなの歌うエンディング主題歌。バラードでゆったりと落ち着いた歌。
システム:
- 行き先マップ上でのキャラクター選択と通常の選択肢がある。行き先マップがメインになるのでこちらで目的の女の子を選択してあげることが重要になってくる。
通常の選択肢はその次の問題だと考えておいて構わない。
- 使いやすい。カスタマイズもそれなりにできるし、ゲームを終了するときにセーブしなくても次に起動したときに続きを実行できる。
オートセーブと同じ……だと思うが、それが通常のメニューとして用意されているところが良い。
プレイ時間:
40時間程度。
攻略:
- 特に難しい点はないが、各キャラクターごとに選択肢を完全網羅しないと全てのシナリオやCGを見られないことがある。
その意味で多少の手間は掛かるかもしれないが、メッセージスキップの速さやシステムの良さで補ってくれる。
こんな人におすすめ:
純愛派、学園モノ派、のほほん派。
▼コメント▼
- 特に作品全体のテーマがあってそれと各キャラクターのテーマが結び付いているというようなことはない。だから単純にエピソードの寄せ集めの作品だと考えていいと思う。
敢えて言うならば「優しいのと優柔不断は全然違う」ということかな。これと同じことを述べている歌があったのを憶えている人はいるだろうか。
そう、らずべりーの主題歌だ。
- 今回はメインキャラクターではなくてサブキャラクターのエピソードや隠れた素顔を垣間見ることができるのだが、
それを「この子にはこんな事情があったんだ」と解釈するか、「巧く後から作ってあるな」と解釈してしまうかはプレイヤー次第。
特に大きなテーマを訴えかけているわけでもないので好きな解釈をして作品を楽しもう。
- 菜々子シナリオが一番読みやすかった。純朴だからかな。よっちシナリオは内容が深い。それでいて読んでいて軽快で楽しい。傑作だと思う。
郁乃シナリオは単独で作ったわりにはおもしろさには欠けるかも。郁乃自身の中での葛藤を深く考察しようとして何度も読み返せばまた話は違ってくるのかもしれないが。
- 前作同様、画像が綺麗で画面効果にも凝っている。背景が回転したり立ち絵が動いたり……これは見ていておもしろい。
- ファンディスク系にしてはかなりプレイ時間が長いほうに入ると思う。これはもう立派な単体としての作品扱いにしてもいいのかもしれない。
- セーブデータの保管場所は「My Documents」の中になるので注意しよう。インストールディレクトリには何もない。
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Windows 18禁 |
TALK to TALK[詳細]あり |
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Clear(閉鎖)
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2002/02/01 |
★★★★★ |
With(佐藤裕美)/明日への距離(佐藤裕美) |
★★★★★ |
(C)2001-2002 Clear
(C)2001-2002 Clear
(C)2001-2002 Clear
(C)2001-2002 Clear
ゲーム概要・シナリオ:
人間そっくりに作られたプロトタイプ……試験体の狭川裕樹。
カレはヒトではない。プロトタイプは外見上どこまでもヒトそっくりに作られていて自分の判断によって行動もできるが、感情を持たない。行動を決める判断というのも快・不快に従って決断するだけの天秤に過ぎない。
そしてこれまでのプロトタイプがそうしてきたように、カレもまたヒトとしての感情認識のテストのために或る学校へと送り出され、学生としてヒトに混ざって暮らすことになった。
ヒトの感情……喜び、悲しみ、楽しさ、寂しさ、好き、嫌い、安堵、恐怖……ヒトは様々なものを「感じる」らしい。ヒトの感情とはなんなのだろう……。
キャラクター属性:
同級生、上級生、下級生。
主題歌:
- With
佐藤裕美のシリアスソング。このゲームの内容に重みがあることを示唆している歌でもあるので、ゲームをプレイした後にもう一度聴いてみるといいかもしれない。
- 明日への距離
佐藤裕美の癒し系ソング。ヒトではない裕樹とヒトとの隙間、そしてそれが繋がったとき……そんな切なさとささやかな喜びを合わせたような歌。
システム:
- 普通。でも音声設定に気をつけないときちんと再生されない場合が。キャラクターの音声がちょっと小さめなので相対的にBGM音量を下げたほうが聞きやすい。
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- とんでもなく難しくはないが、複数のキャラクターにいい顔をするとうまくいかないケースもある。みさきと冴子がちょっと難しいかもしれない。
こんな人におすすめ:
学園モノ派、純愛派、ほのぼの派、哲学ゲーム派、短時間プレイ派、佐藤裕美派。
▼コメント▼
- 気に入った。ものすごく気に入った。内容も音楽も★5つを付けた。プレイしたゲーム全部と比較しても1位・2位を争うほどの感激を受けた。
- 人間の持つ感情は簡単な言葉で表現されるけれど、それがどんなものかを説明するのはとても難しい。その人間の複雑な感情の表現に挑戦した作品でもある。
主人公としてヒトではない、ヒトの感情を理解できない「プロトタイプ」を用意しているのはたいへん良い選択で、「吾輩は猫である」と同じ視点だ。
それから、これはちょっとS・Fでもあるが結局は人間がごく当たり前に遭遇する悩みや疑問について書いている作品だから、そのあたりは手に取るときに間違えないようにしたい。
- プロトタイプの裕樹がいつの間にか快・不快、合理性以外の判断要素を身に着けて行動している。
よく読めばもちろんどこからそれが始まったのかわかるわけだが、プレイヤーには感情を交えた判断なんて当たり前のことだからその部分をすんなりと読み進めてしまうことがある。
そして後から気がつくと「そういえばいつの間にか感情を持った判断をしているな」となることがあって、それはおもしろかった。
- たったひとつの「好き」という感情表現にも心に浮かぶ断片的な言葉をたくさん使って、ときには文章にならずに単語の羅列でどうにか伝えようとする裕樹の姿が涙ぐましい。
「好き」って伝えるときにはその言葉以外にも心から溢れ出るままの断片的な単語を発したり、手を握ったり、抱きしめたりする。感情の表現って難しい。そしてすごい。
我々人間も困ることがある。疎遠だったり、喧嘩をしていたり、表現が下手だったり、初めてだったり……気持ちがわからない、わかってもらえない……そんなときどうするか。
不器用に言葉で言ってみる、ひっぱたく、泣く、黙りこむ、歌を歌う、手紙を書く、絵を描く、一緒にいる、見つめる、手を握る、キスをする、抱きしめる、セックスをする、或いは……なにもできなかったりする。
そんな誰もがつまづくことのある「ヒトの気持ち」の悩み。この作品はそれをとてもよく書いていると思う。
- シナリオの終盤になると「ヒトの感情を理解する」のではなく「ヒトと同じ感情を感じられる」ようになるというコンセプトが必ず出てきて、
「感情を理解しよう」という裕樹の最初の認識が間違っていたことも教えてくれる。考えるのではなく、感じるんだ。「割り切れない」というのも大切な表現だ。
- この作品はデビュー作のMoonLightの半年後が舞台、
廃校になった学校からの編入組メンバーがメインになっていてそのあたりの繋がりもおもしろいし、
あの大きな橋が出てきたときには感激した。MoonLightに比べるとキャラクターの性格がよく確立されていてそれぞれの個性がわかりやすいし、
性格もちょっと現代的になったかな。
- 同級生が3人いるのに下級生がメインっていうのはちょっと珍しいかも。
- 制服はわりとモノトーン系。デザインに癖がワンポイント程度あるが、シンプルで好きだ。
- やわらかい音楽が安心感を持たせる物語の雰囲気は終始穏やかで、アクティブなシーンはなく、長閑さが漂う。
ここまで穏やかなのも珍しいのでそれ系が好きな人は手に取る価値あり、かも。
- CGの質が少し不安定かな……というか立ち絵とイベント絵のイメージが違う。でもそういう「揺らぎ」は人間の大切な要素だから、このゲームについては良い意味で認めたい。
- 人間の感情に着目して機械と比較した作品という意味ではToHeartやToHeart2と
比較してみてもいいかもしれない。
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Windows 18禁 |
特捜天使シェルセイバー |
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TinkerBell
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2005/04/15 |
★★★★★ |
特捜天使シェルセイバー(吉田奈穂子)/天使の翼(吉田奈穂子) |
★★★★☆ |
(C)2005 Cyberworks
(C)2005 Cyberworks
(C)2005 Cyberworks
ゲーム概要・シナリオ:
宇宙の暗黒組織ドオンの幹部ミスシャーヌとの戦いで地球へ不時着した宇宙特捜シェルセイバー。
地球でミスシャーヌやその部下との戦いを繰り広げるが、事故によって自分のパワードスーツと地球人の佐々木裕一が同化してしまった。
ツクモリアンと呼ばれる怪人を次々と製造し攻撃を仕掛けてくるミスシャーヌに立ち向かい、裕一と同化したパワードスーツを身に着け、もう1人の宇宙特捜であるフィルガンナーと共に戦うシェルセイバー。
しかし手強い触手怪人たちによって2人はパワードスーツ姿のまま捕らえられ、凌辱されることも……!
人の良いシェルセイバーはミスシャーヌを滅ぼすのではなく自首させようとするが、そんなやり取りを繰り返すうちに「正義」と「悪」について考え始めたシェルセイバー。
自分にとって正しいこととは? 悪とはなにか? 宇宙特捜シェルセイバーはその胸に何を思うのか。
キャラクター属性:
女子大生、年上、戦隊。
主題歌:
- 特捜天使シェルセイバー
吉田奈穂子の歌うヒーローソング。戦隊モノの格好良さがよく表れていて、ちょっと古風な味がする。とてもいい歌だ。この手の歌は年長のプレイヤーほど気に入ると思う。
- 天使の翼
吉田奈穂子の歌うエンディング主題歌。
システム:
- 場面によって一人称が入れ替わる。つまり、メインで登場するキャラクターの視点で語られる。
- 「怪人モード」がある。ゲーム中に登場したツクモリアンと呼ばれる怪人の簡単な設定紹介。そんな凝りようも好きだ。
プレイ時間:
15時間程度。
攻略:
- 選択肢を見ただけではどのキャラクター寄りなのかがわかりにくいかも。1回目のプレイで選択後にメモしておくと2回目以降の攻略がやりやすい。
こんな人におすすめ:
戦隊モノ派、ユニフォーム派、凌辱派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- かわいくて、格好いい。シェルセイバーの凛々しい表情に惹かれてプレイしたが、その期待は裏切らなかった。
フィルガンナーもいいですねぇ。CGも綺麗だと思うし、主題歌も良かったから満足度は高い。
- 戦隊モノの作品には殆ど手を出したことがなかったが、戦隊モノに触手というのはある意味定石のようで。
動物、植物、機械など様々な触手でシェルセイバーとフィルガンナーがやられていくシーンはなかなか良いと思う。
基本的なシチュエーションは乳首と股間の同時責めだけどシーンによって微妙にアレンジが加えられているし、シェルセイバーとフィルガンナーの絡みも見られる。なお、主人公とのエッチシーンは和姦。
- 何気なく聞いていたキメ台詞「勧善、懲悪、シェルセイバーッ!」にも意味があったんだなぁ、と最後のほうで感じた。
「正義」と「悪」を考えるというシナリオ(そんなに重い話ではありません)と連動していたとは。
- シェルセイバーの変身シーンは毎回ムービーになる。ここはフィルガンナーの変身ムービーもほしかったところ。
- エッチシーンの音が妙にリアルだ(笑)。
- シェルセイバーの性格故か、基本的にシナリオ全体がのほほんとしている。
- フィルガンナーがネコ化したときのキメ台詞「宇宙特捜、フィルガンニャーッ!」。なんだか、かわいかった。ネコ属性がないのにすごく気に入ってしまった。
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