(C)2008 はむはむソフト
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ゲーム概要・シナリオ:
規律の厳しいことで有名な悠聖学園に通う桜田征司とその妹の美柚。
本来は規律では男女の恋愛はもちろん、同行や接触も禁止されているのだが、この2人は兄妹であるということで少しの接触程度であれば規律違反とはされないという特権があった。
しかし妹の美柚は兄である征司のことが好きで、また征司もそんな美柚に引きずられる形で、だんだんと離れられない関係になり、キス、ペッティング、ついにはセックスまで営むようになってしまう。
でもそれは「ないしょ」みんなには「ないしょ」の「ヒミツ」。誰にも見つからなければわからないという考えのもとに関係は深くなってゆくばかり。
また征司はかつて自分の所属していたテニス部の後輩たちや先生とも仲良くなってしまい、次々と「ないしょ」の「ヒミツ」は増えてゆく。
そして行く行くは隠し通すのも難しくなり、友達に話すことができないのもまた苦痛になってくる。誰にも「ないしょ」の「ヒミツ」を何人もの人と共有していつまで、そしてどこまで学園生活は送れるのだろうか。
友達に打ち明けるか、それとも黙ったまま貫き通すか。何人もの女の子とたくさんの「ヒミツ」を共有する征司の日常生活物語。
キャラクター属性:
義妹、下級生、先生。
主題歌:
- ないしょ思春期
NAOの歌う主題歌。オープニングとエンディングを兼ねる。ちょっとハイテンション過ぎるかもしれないかな。
システム:
- 「目配せシステム」と呼ばれるキャラクター選択が基本。
通常のキャラクター選択とほぼ変わりはないのだが、選択するとアイコンタクトを送るように絵が変化するのでこのように命名されている。
- インストールしてもスタートメニューに登録されずショートカットが作成されないので、起動が少し面倒。起動ファイルへのショートカットは各自で作成してデスクトップにでも置いておこう。
- カスタマイズは程々にできるが、専用の画面がないので一括設定はできない。これは実は結構面倒だ。一度設定すればそれ以降変更することはあまりないとは思うので、最初だけかもしれないけれど。
上に書いた起動方法も含めてちょっと改善してほしい。
- 音声音量が小さく、聞き取りづらい。
- シナリオの進行状況をチェックできるフローチャートが内蔵されているので、これは有効に活用しよう。便利なはず。
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- 基本的に攻略難易度は低いが時々ちょっとしたシナリオの進行度合いの差で見られるイベントが微妙に変化することがある。
いくつかのイベントや差分CGが取得できないようなときはゲーム内の日付とシナリオの進行度合いとのタイミングを変化させて何度か試してみよう。
特に早くクリアしようとして同じキャラクターを選択し過ぎると見られないイベントがたくさんある。
- 無難な攻略順序としては、美柚→杏→悠子→真紀→美柚&杏→美柚&杏&真紀→美柚&杏&真紀&悠子……がいいかな。
- 特定のキャラクターのシナリオをクリアしても差分CGが埋まらないことが多いが、焦らないように。最後の最後までゲーム全体をクリアすれば自然に手に入るはずだから。
こんな人におすすめ:
純愛派、学園モノ派、のほほん派、ユニフォーム派、体操着・ブルマ派、スクール水着派、やるゲー派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- 純愛系だけれど、やるゲー。これが一番重要なポイントのような気がする。
殆どアブノーマルな内容はないけれど、シナリオは特に深くなくエッチシーンを追求している作品だと思う。シナリオの序盤からエッチシーンはかなり多い。
- 特に体操着・ブルマや水着にこだわった作品ではないと思うが、他の作品に比べるとその出現頻度は圧倒的に高い。これは作品のコンセプトというよりもメーカーのコンセプトだと思う。
だから一応、体操着・ブルマや水着が好みの人にも勧められる作品だとは言えそうだ。
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真夏のかけら(Kae)/とおりすぎゆく人へ(Kae) |
★★★☆☆ |
(C)2003-2007 Will
(C)2003-2007 Will
(C)2003-2007 Will
ゲーム概要・シナリオ:
瀬川真人は天文部の合宿として夏休みに星の綺麗な「上郷町」を訪れる。そこで出逢うのは綺麗な星たちだけではなく、3人の少女たち。
元気で明るい芹沢明希。天文部の友人の妹である結城京、どこか謎めいた雰囲気を纏う東絢水。
彼女たちと知り合い、次の年の夏にもまた彼女たちと会い……。何年もの年月を掛けて深め合う少女たちとの親交。少女たちは会うたびに身も心も少しずつ成長してゆく。
彼女たちを前に真人の心境はどのように変化してゆくのか。そんなひと夏ごとに訪れる少女たちの成長の物語。
キャラクター属性:
少女。
主題歌:
- 真夏のかけら
Kaeの歌うオープニング主題歌。
- とおりすぎゆく人へ
Kaeの歌うエンディング主題歌。
システム:
- 3年間、毎年訪れる「上郷町」での少女たちとの触れ合い物語。連続した期間ではないという点でやや異色の作品。
- カスタマイズはごく普通にできる。
プレイ時間:
15時間程度。
攻略:
- 攻略難易度は低い。シナリオの長さのわりには選択肢が多めのような気もするが、実はあまり気にしなくても良い。
- 攻略する女の子を決めてからゲームをスタートするのではなく、スタートしてから初めて出逢った女の子を攻略するように心掛ければやりやすいと思う。
こんな人におすすめ:
純愛派、田舎ゲーム派、微乳派、ライトシナリオ派、ロープライス派(廉価版で\2,800-)。
▼コメント▼
- とてもシンプルで素朴な作品。凝り過ぎた作品に飽きてきたり疲れてきたりした人はこういった作品をプレイしてみるのもお勧め。
- 連続した期間のシナリオではなく3年間の夏だけを通じて繰り返し会う同じ女の子たちというコンセプトが新鮮でいい。
会うたびに少しずつ変わってゆく女の子たち。なんともいえない風情がある。流れは簡単に書くとこんな感じ。
- 1年目:知り合う
- 2年目:憧れる
- 3年目:好きになる
- CGモードがキャラクター別ではなく年別(1年目、2年目、3年目)と整理されているのが少し新鮮。
- オフィシャルサイトからおまけシナリオの「サマーディスク」をダウンロードできる。
こちらはエッチシーンの少なかった作品本編とは逆に、エッチシーンが中心。
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夏のメロディ(YURIA)/HAVE A NICE DAY!!(-) |
★★☆☆☆ |
(C)2006-2007 AcaciaSoft
(C)2006-2007 AcaciaSoft
(C)2006-2007 AcaciaSoft
(C)2006-2007 AcaciaSoft
ゲーム概要・シナリオ:
両親が仕事の都合で海外へ行ってしまったために、1人で親戚の高村家に預けられ、そこから通学することとなった深町徹生。
でもそこは全く知らない家ではなく、小さい頃はよく遊びに来ており従妹の高村橘花とも面識があった。しかし何故か橘花は嫌悪モードで徹生と仲良くしたがらない。全く要領を得ない徹生。
そして以前からの翔鶴学園のクラスメイトや新しく知った下級生たちに囲まれて、また一味違った夏を過ごすことになる。
キャラクター属性:
従妹、幼なじみ、妹、同級生、下級生、委員長、ツンデレ、お嬢様。
主題歌:
- 夏のメロディ
YURIAの歌うオープニング主題歌。
システム:
- 「H-Custom」というシステムがあるが、オプションの必要性が微妙。
- 「ヘアを描写する」
→ イベントCGのモザイク部分の色がほんの少し変わるだけ。
- 「主人公を仮性包茎にする(強く推奨)」
→ あまりイベントに変化はない。テキストが少し変わる程度。強く推奨するほどでもないと思う。
- 「射精位置指定(選択肢を表示する/中出し優先/外出し優先)」
→ イベントCGをコンプリートするためには、結局両方をプレイしなくてはいけない。
- 「足コキ時の靴下(選択肢を表示する/脱がす/脱がさない)」
→ だからといって足コキシーンが多いわけでもない。
これらのオプション、本当に必要だったのだろうか?
- プレイ中の画面をスクリーンショットして画像として保存できる。その代わり、Alt+PrintScreenキーでの画面のキャプチャーはできない。
プレイ時間:
20時間程度。各キャラクターの個別ルート(エピソード)にも共通ルート(同じシナリオ)があるので、1度プレイすれば2度目以降はスキップできるシーンが大幅に増える。
攻略:
- 基本的には目的の女の子をねらったような選択肢を選べば良い。だが、中には選択肢からはその後の展開が予想できないようなものもある。
選択肢は多いが攻略はそれほど難しくない。特に前半の選択肢はあまり影響がないようだ。
こんな人におすすめ:
純愛派、学園モノ派、田舎ゲーム派。
▼コメント▼
- 純愛路線なのはわかるが、シナリオやテキスト・台詞であまり感動できなかった。これにはちょっとがっかり。なにか名言がほしかった。オプション等に気を取られすぎてこちらがおろそかになった?
- イベントCGが少ない。各キャラクターに10枚程度(差分含まず)。エッチシーンの回想は程々にある。イベントCGよりも少し多いかも?
- 主人公にせよヒロインにせよ、多少のSM属性があるようで、それらがエッチシーンにいくらか描写されている。
- 画風は相変わらず"しろ"氏独特だが、シンフォニック=レインのほうが品格があるかなぁ。
この作品では田舎風にしたからそうなったのかな?
- 翔鶴学園の女子の制服にはネクタイとリボンがあり、ベストもあるらしい。どうやら選択と着用はある程度個人の自由に任されているようで、そういう点では現代的。
橘花はネクタイとリボンを毎日交互に着けるようだ。ところでオフィシャルサイトでは「翔鶴館学園」と紹介されているのに、ゲームでは「翔鶴学園」と表記されている。どちらが正しいの?
- シスターコントラスト!の海野かもめが話題に出てきた……どうやらデビューできたらしい。
- > 「夏は8月とともに消える。その先に暑い日があっても、それはただの残暑だ」
それはどうかなぁ? 9月以降にも夏と同じような出来事や出逢い・イベントはあると思うんだけれどなぁ。
- つぐみの台詞、
> 「こまんたれブー」
ってなんだ? どうやら悪口のつもりらしいが……?
- 敢えて言うならば蘭か秋シナリオが好きかなぁ。蘭シナリオでは「汚い靴下で足コキをされる/くさい靴下のにおいをかぐ」という究極の二択があってなかなか趣向が凝っている。
秋シナリオは爽やか系としてわりとお気に入り。
- 蘭の最大最強の特技(?)、円周率を100桁言うシーンがないのが惜しい。なのでここに書いておく。
π=3.14159265358979323846264338327950288419716939937510
58209749445923078164062862089986280348253421170679……。
※引用記号(>)の付いた文章は作品内からの引用です。
それらの文章の著作権は全てAcaciaSoftにあります。(C)2006-2007 AcaciaSoft
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(C)2009 ALL-TiME
(C)2009 ALL-TiME
(C)2009 ALL-TiME
(C)2009 ALL-TiME
ゲーム概要・シナリオ:
通称「タイソウ」?
県立久仁崎学園の3年生である速崎和樹はなんの変哲もない毎日を送っていたが、或る女性と出逢ったことでその後の人生が一変した。
彼が手に入れたのは「対人念動力」と仮称されるもので自分が定めた対象相手の肉体へ干渉する能力――それも最初は微々たる力でしかなかったが、
この能力を強化する手段とその仕組みを理解したことから効果は飛躍的に上昇し、それとともに和樹のイタズラは徐々にエスカレートしていった。
しかし、或るとき知人2人の手によってその力を奪い去られてしまう。だが和樹は幸運にも(?)その力を再取得することに成功するとともに、自分の心に2人に対する「仕返し」という黒い感情が生まれてきた。
そして彼はこの能力を育成させると同時に相手が拒むことのできない、「対人念動力」による強制的ではずかしい「肉体操作」を次々とを仕掛けて仕返し相手の女性を陥れる……。
イタズラから凌辱行為へ……だがそんな彼を黙って見つめている、真実を知る1人の少女がいたのだった。
キャラクター属性:
同級生、下級生、年上。
主題歌:
システム:
- カスタマイズ画面でメッセージ表示速度を変更しても選択中の項目が反転表示されない。他の作品にも同様の症状が見受けられるので、これはこのブランドの作品の標準仕様だろうか?
- 「対人念動力」の主要三要素である「威力」「射程」「持続(時間)」を少しずつ上昇させながらエピソードを読み進める。
- 威力:
対象を自由に操作できる程度のことで、手足のみ → 全身 → 体内物質 → …… というように強くなる。
- 射程:
対象に能力を作用させるのに必要な接近距離。要接触 → 1m以内 → 10m以内 → 100m以内 → …… のように広くなる。
- 持続:
能力を連続行使できる時間。この値を育成しないと能力がすぐに途切れてしまう。
作品としては「イベントシナリオを最後まで見られるか、途中で切れてしまうか」という形で表現されている。なかなか上手だと感じた。
- 一定の条件を満たすまで繰り返しプレイしないとバッドエンドしか見られない。焦らずにイベントをひとつずつ見てゆこう。
プレイ時間:
15時間程度。
攻略:
- 同メーカーの旧作品にあたる時間封鎖とよく似た雰囲気を持った作品だが、
シナリオの分岐が単純なこともあってこちらの作品のほうが攻略としてはずっと簡単だと思う。
「対人念動力」の主要三要素、「威力」「射程」「持続」の値によって見られるイベントが決定するが、基本は「威力」「射程」の2つ。
空シナリオと美織シナリオでこの2つのパラメータの値の組合せを徹底的に試せば、殆ど確実に全てのイベントを見ることが可能。「持続」の値は早いうちに上昇させてしまおう。
こんな人におすすめ:
アブノーマル派、やるゲー派、凌辱派、放尿派、短時間プレイ派。
▼コメント▼
- 時間封鎖と非常によく似た概念を導入しているので、姉妹作品といっても差し支えないくらいかもしれない。
「時間を停止」→「対象を制御して操作」という意味ではコンセプトが少しアクティブになったと考えられるのかも。
- あまり濃い内容の凌辱作品ではない。
作品の主人公である和樹の求めるおもしろいシチュエーションやイタズラを実現したら、それらがたまたま凌辱系に偏っていたという感じに近い。
とはいえ、基本的に凌辱系の作品には違いないのでそこは認識した上で手に取ろう。
- エッチシーンも多いが、シチュエーションの多さに注目すべき作品のように思える。
服や水着を脱がす、下着姿で行動させる、自慰させる、エッチをする、放尿させる……等々、ソフト系からややハード系まで様々なシチュエーションが用意されているので、
プレイしてみれば気に入るシチュエーションやCGの2つや3つはきっと見つかると思う。
- 絵にはやや個性があるので好みが分かれそう。絵を優先するか、シチュエーションやコンセプトを優先するか。そのあたりもプレイ如何の判断材料になってくると思う。
シチュエーションはオフィシャルサイトのCGを見てある程度見当を付けよう。
- お気に入りのキャラクターは空と若菜。若菜はサブキャラクター扱いにしてはよく描かれていると思う。プレイの中盤あたりまではメインキャラクター扱いだと完全に信じ込んでいた。
かわいい系で、サブキャラクターにはもったいないかも?
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盗んで!?my Heart(榊原ゆい)/ハートを盗まれたなら(佳織みちる)/Next Phase!(長月碧+佳織みちる) |
★★★☆☆ |
(C)2005 LOVERSOUL
(C)2005 LOVERSOUL
(C)2005 LOVERSOUL
ゲーム概要・シナリオ:
世に散らばる名作と呼ばれる作品。そのうち特定のものを全て集めると何かが起こる……? そんな噂が流れる中で世間では怪盗犯罪が横行していた。
三月晴(やよいばれ)学園に通う藤ノ宮兎々子もその1人。相棒の織部鈴之丸とチームを組んでお宝とされる名作をねらい、夜ごと活動しているのだ。
その名も高き(?)「怪盗バニー・ザ・テイカー」とはまさに彼女のことであった。
キャラクター属性:
同級生、下級生、メイド。
主題歌:
- 盗んで!? my Heart
榊原ゆいの歌うオープニング主題歌。詩はおもしろいと思うんだよね。ロック調。
- ハートを盗まれたなら
佳織みちるの歌う癒し系ソング。
- Next Phase!
長月碧と佳織みちるの歌うエンディング主題歌。バッドエンドで流れる歌なんだが、詩がなんとも……かなりブッ飛んでいます。
システム:
- ムービーのスキップができない。長いことが多いので差分回収プレイのときに毎回見るのはちょっと面倒。
- サウンドモードの音量が小さい気がする。聴きにくい。
- セーブデータはMy Documentsに保存されている。
プレイ時間:
10時間程度。
攻略:
- 攻略難易度は低い。セーブとロードを使って全選択肢を網羅するようにすれば大丈夫なはず。
こんな人におすすめ:
コメディ派。
▼コメント▼
- メインシナリオに関係のない記述が多すぎ。
怪盗がメインのはずなのにそれ以外の日常での描写がやたらと多くてテキストも長かったので、そのうち何がメインなのかわからくなってきて……。
コメディをやるのはいいんだが、メインシナリオに組み込むか少なくとも関連はさせてほしい。
- 世界設定や人間関係の説明不足。
- 兎々子や主人公が実は変身できるだとかいう現象が何の説明もなく当然のように行われているので、初めて読む人には意味がわからない。
「ここはそういう世界なんだ」と言われればそれまでだが、もう少しわかりやすくしてくれてもいいと思う。
- 主人公の「ウイングモード」などという専門用語(?)にも説明がないので理解に苦労する。
- 結局、バニー・ザ・テイカーの正体が兎々子だということは目黒にはバレているのか、いないのか?……バレているんだと思うけど、なんかいまいちピンとこないんだよねぇ。
- 「選択肢を間違えると兎々子がつかまってしまい、凌辱シーン」とあったので、シナリオ中で何度も発生する怪盗シーンごとにパターンがあるのかと思っていたら、2通りだったようで期待はずれ。
- 取扱説明書が妙な方向におもしろい。「このゲームのエッチな使用方法」みたいなことがたくさん書かれている。
ここまでのレビューを総合すると、制作側のノリをユーザーに押し付けすぎのような気がするんだが。
これではついていけない人もいると思うよ。この点はまずかったかな。
- メッセージスキップ中にいきなりWindowsXPが再起動されるという怪現象が多発。なんなんだ? それ以来プレイするのがちょっとこわい。
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(C)2003 Tarte
(C)2003 Tarte
(C)2003 Tarte
(C)2003 Tarte
> ――あしたのおべんとうに、ハンバーグがありますように。
> ――ケンカしたともだちと、なかなおりできますように。
> ――かえりみち、いつもほえるイヌがほえませんように。
そんな些細な「ねがいごと」を叶えてしまう力のあった主人公、加藤学。
そんなこともすっかり忘れていた学園最後の夏休み。クラスメイトが転校したり、同級生が隣に引っ越してきたりといろいろなことが身の回りで動き出す。果たして今でも「ねがいごと」を叶えられるのか。
自分を周囲の女の子との未来へ導いてくれる力はあるのか。そんな夏休みがいま、始まる。
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生、年上。
主題歌:
- ねがいの魔法
楠鈴音の清涼系ソング。郷愁や憂えを誘うような感じ。いい歌だと思う。
システム:
- Runnerシステム
主人公の関心度(攻略対象キャラクター)の順位を決めるシステム。上位に設定すればそのキャラクターを攻略しやすくなり、下位に設定若しくは設定しないと攻略は難しくなる。
また、新たに選択肢やメッセージが出現したり、出現するはずの選択肢やメッセージが出現しなくなったりもする。ゲームの途中で順位を変更することもできる。
何故、「Runnerシステム」っていうのか? それは知らない。
- Feelシステム
主人公がヒロインに想いを寄せているか、ヒロインが主人公に想いを寄せているか。そのパラメータ。画面上に「Feel」と表示され、シナリオ進行やイベントが変化する。
- ノーマルモード/ハードモード
ハードモードではRunnerシステムやFeelシステムが作動しても画面に明示されない(攻略が難しい)。ゲーム開始時にどちらかを選択する。
- おいちょかぶ
おまけモードにトランプの「おいちょかぶ」がある。これはちょっと珍しいかも。
プレイ時間:
20時間程度。
攻略:
- 目当てのキャラクターを「Runnerシステム」で上位に設定する。そうすると選択肢やシナリオ進行もかなり楽になるはず。
こんな人におすすめ:
学園モノ派。
▼コメント▼
- 「Runnerシステム」と「Feelシステム」……斬新なんだけれどもちょっと複雑でややこしい(?)かも。シナリオの分岐も複雑。
- 冒頭のフレーズや「おいちょかぶ」に惹かれて買ったのだが、「ねがいの魔法。」というタイトルや
その「ねがい」を叶える「力」がシナリオの何処に活かされているのかがよくわからなかった。立夏・寧々子・華弥ルートだとタイトルとの関連が少しわかりやすいかも。
- 発言者の名前が画面に表示されないので、見ただけでは誰の台詞なのかわかりにくい。
- 選択肢は多め。
- エッチシーンに入る過程がいきなりで、ムードがいまいち足りていないかも……。
- 白いスクール水着――通称「白スク」――が見られる。
- CGモードを見ると、CGのそれぞれに名称が付いていることがわかる。これは気に入った。
- 本編の「おいちょかぶ」のシーンでループしてしまうことがある。バグだと思われる。
- おまけモードのトランプの「おいちょかぶ」。「シッピン」とか「クッピン」とか、なんだか懐かしいなぁ。「嵐」の他に「吹雪」もなかったっけ? 「おいちょかぶ」のルールについてはここでは割愛。
ルールを知りたい人は作品をプレイしてね。よく教えてくれますよ。
- 「クイズ100問組み手」は……本当に真面目にやるか? かなりたいへんだ。
※引用記号(>)の付いた文章はオフィシャルサイト内からの引用です。
それらの文章の著作権は全てTarteにあります。(C)2003 Tarte
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(C)2003 ねこねこソフト
ゲーム概要・シナリオ:
ねこねこソフトのファンディスクその2。PS2へ移植された名作「120円の冬」もここに含まれている。コンテンツは、
というねこねこソフトらしさ。
キャラクター属性:
いろいろ。
主題歌:
システム:
- 普通のようで普通じゃない。隠し要素があったりするので、いろいろクリックして探してみよう。
プレイ時間:
10時間程度。
攻略:
こんな人におすすめ:
ライトシナリオ派。
▼コメント▼
- やはり「120円の冬」だよなぁ。これが一番いい。
- ファンディスクだから、まぁ、こんなものでしょう。
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(C)2007 スワンマニア
(C)2007 スワンマニア
ゲーム概要・シナリオ:
家庭の事情により転居・転校を余儀なくされた小山葎はやや憂鬱な気分で親戚の管理している新居へと向かっていた。そして辿り着いた建物と住人をよくよく見てみれば……なんと、そこは女子寮だった!
なし崩し的にそこへ住まうことになってしまう葎だったが、そこは女子寮。周囲は女の子ばかりでどうしても気になる。
しかも自分の部屋から他の女の子の部屋を覗ける穴が開いていることを発見。これは覗くしかあるまい……とばかりについつい隣の部屋を覗いてしまう。
そこには楽しく歓談中の女の子や着替え中の女の子、そしてオナニーをしている女の子の姿まで! 葎は憂鬱だったこの女子寮住まいに少しの楽しみを見出したのだった。
キャラクター属性:
同級生、上級生。
主題歌:
システム:
- シンプル。妙に凝った作りになったりしていないあたりがむしろプレイに集中できるかもしれない。
- 覗きモードになったら画面上の矢印マークをクリックすることで覗き視点を動かすことができる。覗いている雰囲気を少し味わえるので試してみよう。
- イベントCGのシーンではCGを見やすいようにテキストウィンドウが小さくなる。さらに表示位置が変わることもある。これはいわゆる「小さな親切」というものかもしれない。いいと思う。
プレイ時間:
8時間程度。
攻略:
- 特に難しくはない。目標の女の子寄りの選択肢を選べばまず間違いなく進める。
こんな人におすすめ:
やるゲー派、覗き派、ライトシナリオ派、短時間プレイ派、ロープライス派(\2,940-)。
▼コメント▼
- この作品のポイントはなんといっても覗き視点。普通のイベントCGとは違った楽しさを味わえる……かも。特殊なシチュエーションが好きな人には向いているかな。
- シナリオは至ってシンプルで「やるゲー」に近いが、そこまで濃厚なエッチシーンというわけでもない。お手軽にプレイできる安価な作品ということになるのかな。
- シナリオが複雑で長い作品はたいへん、或いはプレイする時間が殆ど取れないという人にはお勧め。
ここ最近は長編作品が増加傾向にあるので、こういった作品もしっかりと残していったほうがいいと思う。プレイヤー層には様々な人たちがいるんだから。
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