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[詳細]マークのレビューでは詳細クリックで詳細レビューへジャンプ。 ゲームリストは五十音順、シリーズものはその中で発売順。 表記は「タイトル / ブランド」。

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[ま] マビノ×スタイル[詳細] / KID
【魔法先生ネギま!シリーズ】 / KONAMI
魔法先生ネギま! 1時間目 お子ちゃま先生は魔法使い!
[め] メモリアルソング / DATAM POLYSTAR
【Memories Offシリーズ】 / KID
Memories Off
Memories Off 2nd
想い出にかわる君~Memories Off~
Memories Off Duet~1st & 2nd stories~
メモオフみっくす-Memories Off Mix-
Memories Off AfterRain Vol.1 折鶴
Memories Off AfterRain Vol.2 想演
Memories Off AfterRain Vol.3 卒業


プラットフォーム 作品タイトル カテゴリー・属性 メーカー・ブランド 発売日 満足度
主題歌 主題歌満足度
紹介・コメント

PS2 マビノ×スタイル[詳細]あり
学園 魔法 CERO 15 CERO セクシャル




KID
バナー
2005/03/25 ★★☆☆☆
光の方へ~明日へのJYUMON~(riya)/天空の花(CooRie) ★★★☆☆
サンプルCG
(C)2004-2005 KID

ゲーム概要・シナリオ:
通称「マビ×スタ」。
突然、見知らぬ土地へと飛ばされた少年――御神楽圭(みかぐら けい)。そこは次元の狭間に位置するハイリチュアリスト(高位魔法使い)の養成施設、マビノキ魔法学院だという。 元の世界へ戻る手段を探すため暫くの間マビノキ魔法学院に留まりながら魔法の訓練に明け暮れる圭。 彼は徐々に不可解な事件へと巻き込まれ、マビノキ魔法学院のギバウス寮に住む魔法使いである少女とともに真相を追究してみると、どうやらこの世界の陰で何か大きな存在が動き始めていることがわかった。 そしてそれは御神楽圭、彼という存在そのものとこの魔法世界にも大きく関わりのあることだった。世界を一変させてしまうほどの巨大な悪の企てが、起動し始めたところだった……。
圭とマビノキ魔法学院の少女たちはこの世界の秩序を守るため、そして圭を元の世界へと返すために魔法の力を持つ「リチュアルカード」を手に、世界の謎に挑む。
キャラクター属性:
魔法少女。
主題歌:
  • 光の方へ~明日へのJYUMON~
    riyaの歌うオープニング主題歌。好きになるまで時間が掛かったが、いい歌だと思う。「JYUMON」ってローマ字表記されると、なんか違和感が。
  • 天空の花
    CooRieの歌うエンディング主題歌。エンディング主題歌なんだけど、1プレイで何度も聴けるんだよね……。
システム:
  • アドベンチャーパート
    • メインシナリオ
      シナリオが進行する。KIDゲーム初の試みとされるアニメーションはここに含まれる。
    • イベント
      圭と魔法少女たちのサブエピソード。大量に用意されているが、いくら読んでもシナリオは進行しない。好感度は稼げるし、下げることもできる(場合によっては有用)。
    • ワンドアクション
      リチュアルカードで魔法を発動するためのコマンド入力モード。
  • シミュレーションパート
    魔法レベルの向上と好感度の獲得。ここかイベントで一定の魔法レベルやカード、好感度を獲得すると次のメインシナリオへ進めるというシステム。
プレイ時間:
25時間程度。1話で25時間なので読む時間はものすごく長く感じる。読むためのゲーム(ノベルゲーム)だと言えそうなので読むのが嫌いな人には不向きかも。
攻略:
  • シナリオは1本。キャラクター別のエンディングはない。1話で25時間と書いたが、つまり25時間で終わるわけでもあり。
  • シミュレーションパートではマリィの指示に従って予定を組み、メインシナリオの選択肢は良さそうなほうを選ぶ。それが一番の早道。
  • イベントの選択肢は選んでみるまで結果が予想できないときがある。とんでもない展開になったり。
  • エンディングへ直行せずにリチュアルカードを集めたり、イベントをたくさん見たりするのであればマリィの指示に従わないほうがやりやすい。 リチュアルカードも集めずにイベントだけ見るのであれば、ずっと休むのもOK。
こんな人におすすめ:
学園モノ派、ファンタジー派。


▼コメント▼
  • 設定や絵は抜群なのにそれをシナリオとシステムで活かしきれず、実にもったいない。まずはそう思った。
  • 非常に凝った設定が作られている。 世界観、世界の歴史、魔法の体系、キャラクター……オフィシャルサイトを見てもある程度はわかるが、このゲームはとても細かく凝った設定のもとに成り立っていてなかなか興味深い。 特に魔法を発動させるためのリチュアルカードは大好き。
  • 世界観がややこしすぎて難解、専門用語の使いすぎ、説明不足。凝った設定に対して説明不足であり、残念ながらテキストを読んでも世界の全貌をまず理解できない。 ただ、そこを深く理解しなくてもシナリオを進める上でそれほど弊害にはならないのでそのまま進めても良い。
    この説明不足という点について、ひとつ別の視点からも考えてみた。それは状況に流されやすい主人公、御神楽圭の性格によるところも大きいのではないかと。 ナレーションで説明する手もあるのだが、やはりシナリオは主人公の性格にも流されると思うので。
  • プレイヤーの持つ疑問(伏線)に対する種明かしがない……場合もある。
    例えば、「妖精事件の夜」「邪妖精の存在」なんかは、結局どんな経緯でどのように発生した(誰かが発生させた)ものだったのだろう。そもそも邪妖精って、機械とかなの? およそはわかるんだが、説明がいまいち。 世界の神話等を持ち出してプレイヤーが考えれば補うことはできるが(いわゆる脳内補完)、それはこのゲームの話ではないのでダメである。「マビノ×スタイル」としてどうなんだ、というところがほしい。 ゲームの中で完結してほしい。プレイヤーに考えるための余韻を残すのと未完結とは異なる。
  • 魔法を前面に押し出した派手なバトルが見たかった。せっかく魔法の設定に凝っているのだから、アクティブなCGやアニメを使って派手にやっても良かった気がする。 ワンドアクションはもう少しシビアでシリアスでも良かったかもね。
    だが、もしもその派手さ加減がこのゲームのコンセプトに合わないというのであれば仕方がない。たしかにマビノキ魔法学院は基本的に平和な雰囲気だし、そういう理由もあったのかな?
  • 絵は綺麗。これは見ておいて損はないと思う。 原画絵とアニメ絵の2種類が混在しているが、プレイしているうちに慣れてくると思う(違う?)。個人的には原画絵が好きだったかな。
  • リチュアルカードの絵も綺麗。萌え系でこじんまりとしたデザインに仕上げていて、これはいいね。 飛行系のカードに出てくる女の子の絵が一番好きだ。Hopperの絵とか、かなり好きですよ? そもそも魔法カードっていうものが好きなので、このあたりはどうしても高く評価してしまうかも。
  • 音楽は結構いいですねぇ。あと、「Memories Off」シリーズっぽい曲がいくつかあるなぁ。そのまま「Memories Off」シリーズに転用したっておかしくないくらいのものが。 でも同じオープニング/エンディングムービーを何度も流すのは……たぶん必要ないと思う。
  • 好感度を上げても女の子と仲良くなれない。この指摘はいくつかのサイトで見かけたが……ズバリ、このゲームにおける好感度はメインシナリオ進行のためのパラメータなので、 そもそも「好感度」という命名がまずかったのでは。魔法の習熟度の中に含めて処理してしまえばこんな指摘を受けることもなかったと思う。
  • 一番好きなキャラクターはたぶんことりだと思う。のんびり&のほほんな子が好きなので。 ただ、あの奇想天外な発明は困る。ギバウス寮のメンバーはどこかしらに一癖ある子が多いので、確信を持って「この子が好き」とは言い切りにくいなぁ……。ヒナノも悪くないぞ。
  • エンディングでのヒナノの「おにぃ」はと~っても好きだ。なんか違和感がないし、現実でも兄のことを「おにぃ」と呼ぶことは結構あるみたいだし。 パンをかじりながら外まで出てくるのはあまりヒナノらしくないなぁ、 と思いつつもとりあえず認めてしまう。詳細

PS2 魔法先生ネギま! 1時間目 お子ちゃま先生は魔法使い!
育成SLG 学園 コメディ 300人
下着 3D 魔法 CERO 18
CERO セクシャル


Konami Digital Entertainment
バナー
2005/01/20 ★★★★
オシエテ恋のIdiom(佐藤利奈) ★★☆☆☆
ゲーム概要・シナリオ:
人気漫画からアニメ&ゲームへのメディアミックス進出。ゲームのパッケージは2種類あって、
  • 優等生版:ゲームの主題歌「オシエテ恋のIdiom」のシングルCD付。
  • 特待生版:主要人気キャラクターのオリジナルドラマCD付。
微妙な稼ぎ方をしている。

ネギ・スプリングフィールド。一人前の魔法使い(マギステル・マギ)になるための試験として日本の麻帆良学園中等部へとやってきた彼に出された課題は、 「万年最下位クラスの2-Aを最下位から脱出させること」という簡単そうに見えて実はものすごい難問だった。 彼は2-Aの成績を上げるために生徒に授業をしつつ、話をしたり一緒に遊んだりして生徒から慕われ信頼される先生にならなくてはいけない。 成績の良くない子や悩みを抱えている子には魔法でそっとサポートしてあげるなど、魔法使いの力も忘れずに駆使して……。 そんな2-Aの対応に大忙しだというのに生徒を襲う吸血鬼まで現れる。しかもその正体が2-Aの生徒となっては……。
ちょっとエッチにシリアスにハプニング満載の学園生活。期末試験まで、あと2週間。あらゆる手段を駆使して2-Aを最下位脱出へと導け!
キャラクター属性:
女子中学生。
主題歌:
  • オシエテ恋のIdiom
    佐藤利奈の歌うエンディング主題歌。あまり好きにはならなかったけれど、このアニメ&ゲームの作風には似合っていると思う。
余談だが、BGMにワルツがかなり多い。ゲームにしては珍しいことだと思うが、気がついただろうか?
システム:
  • 授業モード
    授業開始前に「誰に」「どんな言葉を」かけるかを選択して生徒のコンディションを調えてあげる育成SLG。ここでのコンディショニングが悪いと成績が全然伸びない。
    「髪の長い人」「(バストの)トップ四」「好きです!」「ごほうびにキス」などなど、現実ではおよそあり得ない選択肢があるのにも注目。
  • 学園モード
    昼休みと放課後に3Dマップ内を移動して生徒とふれあう。話すのはもちろん、走ったり、触ったり、押し倒したり(!)、魔法でスカートをめくったり(!!)などもできる。 最も自由度の利くモードで、いろいろなことが起こる。
    • 親密度と信頼度の獲得
      会話したりアナログスティックを使ったアクションイベントをクリアしたりして親密度と信頼度を上げる。 親密度は成績の伸び具合に、信頼度は授業前に入力できるコマンド数に影響する。
    • 生徒のサポート
      魔法を使って生徒のステータスを回復してあげるなどのサポートができる。
    • 属性の発生と解除
      生徒は性格の他に「属性」を持っている。「元気いっぱい」「話好き」「勉強嫌い」「自信がない」などがあって、要は詳細な性格や心身の状態だと思えばいい。 このゲームのすごいところは、特定の条件を満たすことでこの属性を付け替えて生徒の性格を変えられること。属性の付替は学園モードでの移動中に行う。 なお、2-Aの生徒以外も詳細なパラメータやこの属性を全員が持っているのでこれまたすごい。もちろん属性は付け替えられる。
  • その他
    • セーブデータと生徒のパラメータ・コマンド
      生徒のパラメータや授業前に入力できるコマンドはメモりカード内に1つだけ共有で持っているらしく、常に最後にセーブしたデータのパラメータやコマンドが有効になる。 ただし、信頼度だけは別。このおかげで何周もプレイしたときにも一生懸命に育成してきたパラメータが引き継がれるわけだが、セーブするときにはちょっと注意したいところ。 不本意な属性とかが付いていないかどうか、要確認。
    • プレイ環境
      メッセージや画面効果のスキップがないので、2周目以降も同じイベントを見なくてはいけない。スキップがないということはボタンを連打しつつ……。
プレイ時間:
  • 一通りクリアするには15時間程度。
  • 何度かクリアしてゲームの感覚に慣れて、イベントも一通り見るためには30時間程度。CGコンプリートをするにはもう少し掛かりそう。
  • 全キャラクターの親密度と属性の付替コンプリートを目指すには……早くても1年計画くらいかな?
攻略:
  • 授業モード
    • 成績上位組は放っておいても全く問題なし。
    • 成績中位組は「ストレス」がわりと低めなので「がんばり」を上げれば成績が伸びてくれることが多い。
    • 成績下位組は「ストレス」が高いことが多いのでまずは一気にストレスを下げるのも有効。「のんびりと」「休むときは休もう」を使うもよし、「活力全快」の魔法を使うもよし。 それから「がんばり」を上げて授業の理解度をオレンジ~赤にする。バカレンジャーとは早めに仲良くなってコマンドを獲得しておくとやり易い。
    • 学力が伸びない若しくは「ストレス」がなかなか回復しない生徒には悪い属性が付いているかもしれない。
      • バカレンジャー:「勉強嫌い」
      • [ 6番]大河内アキラ:「自信がない」
      • [11番]釘宮円:「悩みがある」
      • [25番]長谷川千雨:「先生不信」
      このあたりは解除しておくと多少有利に進められる。
    • バカレンジャーの「勉強嫌い」は解除しなくても最下位脱出は一応できる。
  • 学園モード
    • とにかく積極的に会話する。何もしないでいてもいいことは殆どない。目的の相手が特にいなければ近くにいる生徒の誰でもいいからとりあえず話しておいたほうがいい。
    • イベントを進行させたければ赤いには必ず行く。逆に1度見たイベントでもう発生させたくなければその行き先はわざと避ければ良い。
    • 1行会話で「?」が表示されたときは「△」を押したほうが親密度を得られやすいかも。まぁ、場合にもよるんだけれど。
    • 属性の発生・解除をしたければとにかくいろいろなことをしてみる。 敢えてコントローラをめちゃくちゃに操作してみるなんていうのも十分に有効だし、なにもしないでいるのも選択のひとつ。意図しなくても勝手に発生しやすい属性は……
      • 高速移動中:「運動得意」「元気いっぱい」等々。
      • 何もしていないとき:「やさしい」「マイペース」等々。
    • 女の子の吹き出しで属性が発生・解除されるタイミングはわかるけれど、どの属性が発生・解除されるのかは話しかけるまでわからないというのがちょっと困る。 それがほしくない属性だった場合にはすかさず「×」ボタンを押して会話を終了しよう。
    • 特定の属性をねらうならば魔法を連発して生徒のパラメータを無理やり調整するのも結構使える。
    • オフィシャルサイトのヒントは結構参考になるので見てみるべし。
  • 戦闘モード
    • 通常の戦闘ではまずネギに「力の解放」。
    • 救出する生徒がいるときは、開始後すぐに連れ出せるならば遠くへ移動させる。できなければ「風盾」をかけておいて時々「活力全快」で回復してあげる。
    • さっさと倒してしまいたければ貫通魔法の「白き雷」を使う。信頼度の200や400や……1,000や……2,000くらい減ってもゲームには支障がないので、難しいことを考えずに倒すほうが賢明なのかも。
    • 戦闘そのものを避けたいときは夜のパトロールで敵の出そうな行き先をわざと外す。それでも出遭うこともあるけれど……。
    • エヴァンジェリン戦ではまずネギに「力の解放」、パートナーに「風盾」。
    • エヴァンジェリンに「魔法の射手(光)12本」や「魔法の射手(雷)12本」等の強力な魔法を撃ち、3回に1回程度パートナーの回復。あまり無理はしないこと。 慣れてきて魔法の連発ができるようになったらパートナーは無視して良い。2分以内に勝てればエヴァンジェリンのエピソードに入れると思う。
    • エヴァンジェリン最終戦はパートナーによって難易度が異なる。[17番]椎名桜子あたりは攻撃・防御・補助のどれもこなしてくれる優れもののキャラクター。
    • エヴァンジェリン最終戦に参加できるキャラクターを以下に書いておく。
      • 固定:綾瀬夕映、神楽坂明日菜。
      • 今回のバカレンジャー:成績の悪い人2人~3人。
      • 仲良し:親密度最高の人(セーブ画面で表示される人)。
      ということで、エヴァンジェリン最終戦で一緒に戦いたい人とは一番仲良くなっておくか成績を悪くしておくかしておくとと良い。
こんな人におすすめ:
コメディ派、学園モノ派、ファンタジー派、多キャラクター派、じっくりプレイ派、声優派。


▼コメント▼
  • PS2で女子中学生の下着姿を露わにした画期的ゲーム。 チラリズムとかではなくて完全な下着姿。PS2っていつからこんなふうになったんだっけ? パンチラどころの騒ぎではないので、それを目当てに買った人は嬉しい誤算かも。大正解。
  • キャラクターが300人も登場する類稀なゲーム。しかも各キャラクターに身体、精神、学力、交友関係の他に属性という実に細かいパラメータが設定してありこだわりが伺える。 じっくりやるならばプレイのし甲斐はある。
  • アナログスティックを使ってのアクションは簡単なものと難しいものに分かれるので、できないものはじっくりと練習したほうがいい。基本的には勢い任せではなくゆっくり動かすものが難しい。
  • 属性の発生・解除条件の記述が非常に抽象的でわかりにくいが、何周かプレイするとゲームの仕組みや操作も憶えてきてだんだん理解できるようになる。 でも中にはかなり条件の難しい属性もあるので本気でやろうとしたら年単位で身構えなくてはいけないかもしれない。ユーザーにどこまでプレイしてもらえるんだろうか?
  • どんなプレイをしてもそれなりに普通のエンディングは迎えられる。成績が悪くても、戦闘に勝てなくても、ひどいバッドエンドはない。
  • ゲームの世界で1日ごとに表示される段階的なヘルプが使いやすくて良い。一度に憶えようとせずに必要なことを少しずつ憶えていける。 そういえばオンラインヘルプ内蔵っていう機能性はいつの間にかゲームの世界にも浸透してきたな。
  • 色が赤やオレンジ色を基本にした原色系なので目に痛い。
  • 気に入ったのはなんといっても「バカレンジャー」という言葉。これには勝てません。
  • 呪文がラテン語(?)なのが格好いいね。そういえばアニメのサブタイトルなんかでも結構多いか。見ただけでは理解に苦しむけど。
  • 自分としては初めて手を出した数値シミュレーション系のゲームだったけど、そのパラメータの細かさに驚いた。

PS2 メモリアルソング
音楽 学園 純愛 切ない
ドラマティック


DATAM POLYSTAR
バナー
2002/08/22 ★★★★
Memorial Song(飯塚雅弓)/Always You~ヒトミを閉じれば~(飯塚雅弓)/We are(笹島かほる)/Pearl Sky(鈴木麗子)/One self(徳永愛)/聖母(高橋裕子)/Eternal Season(高橋裕子) ★★★☆☆
サンプルCG
(C)2002 DATAM POLYSTAR

ゲーム概要・シナリオ:
ふとしたときに流れている歌、それがちょっとしたきっかけから大切な想い出の歌になる――誰だってそういうことがきっとあるはず。 そんな何気ない歌が想い出の歌に変わる瞬間を描いた物語(↓下のコメント参照)。
ご近所さんの日向、クラスメイトの千夏、先輩の奈緒、バイト仲間の絵里、そしてちょっと不思議な少女優梨菜。彼女たちとともに送る毎日の中で、 大切な想い出のできた瞬間の歌――メモリアルソング――がきっと見つかる。
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生、上級生、女子校生(ただの女子「高」生ではなく)。
主題歌:
  • Memorial Song
    飯塚雅弓の癒し系ソング。
  • Eternal Season
    高橋裕子の癒し系ソング。
また、挿入歌として各キャラクターが主人公とのふれあいで見つけたメモリアルソングを歌う。 ジャンルはバラードやポップ等々いろいろあるが歌をテーマとしたゲームだけあっていい歌が多いと思うし、ゲーム中でその歌が流れるタイミングやシチュエーションにもセンスがある。 主題歌よりも挿入歌のほうがいいと思う。主題歌の歌唱力は並だと思うが、挿入歌には★4つを出すかな。
システム:
  • 普通。本編は短いエピソード形式の繰り返し。ある程度話が進むとエピソードも長くなってくる。
プレイ時間:
15時間程度。PS2ゲームにしては短いほうだと思う。
攻略:
  • 同じデータを使って何周もクリアすると漸く優梨菜を攻略できるようになる。常に新しいデータを使って各キャラクターをプレイしていると、いつまで経っても優梨菜へは辿り着けない。
    1周目、2周目……と攻略していると、攻略済のキャラクターは選択できなくなっているというわかりやすさ。だから同じキャラクターを攻略する心配はない……ではなく、攻略できない。 あからさまにわかりやすいシステムだがこれにはシナリオに於いてとても重要な意味があり、優梨菜の攻略まで辿り着いたときにそれはプレイヤーでさえも心に痛感するほどによくわかる。
  • 選択によっては日向のCGが取得できない場合があるので注意。
こんな人におすすめ:
純愛派、ほのぼの派、ドラマティック派、短時間プレイ派、音楽派。


  • ディレクターの友達の体験談が元になってできたゲーム。デートのときに流れていた歌が彼のメモリアルソングになったらしく、そんな話をゲームで作りたいと温めていたとのこと。 ちなみにその歌とはレベッカの「フレンズ」。
  • 次々と女の子と知り合う主人公をただ見ていることしかできない優梨菜が、回を追うごとに微妙に違う表情をしている。 そして漸く主人公と出逢うことができた優梨菜。その喜びと今までのつらさ、そしてこれから訪れる悲しみをたっぷりと豊かに描いていて、これはとてもいい。 優梨菜が髪を纏めたりケーキを食べたりと他の女の子の真似をするシーンなんかは、準パラレルワールドだったはずの他の女の子とのシナリオを次々と思い起こさせて感激だった。
  • CGの質はそれほど高くないので、絵に拘る人にはお勧めできないかも。
  • 評価はすごくいいか、すごく悪いかに分かれると思う。いいと思う人のほうが少数派かもしれない。
  • ヒロインたちのメモリアルソングやBGMを集めたCD「メモリアルソング 音楽集」が発売されている。

PS Memories Off
学園 純愛 切ない




KID
バナー
1999/09/30 ★★★☆☆


サンプルCG
(C)1999 KID

ゲーム概要・シナリオ:
通称「メモオフ」。
KIDの大人気作「Memories Off」シリーズの第1作。 恋愛の明るい部分よりもむしろ悩みや葛藤、後悔などの暗い部分を中心に登場人物の気持ちを実に繊細に描写した作品。 後から廉価版が発売されており、お手頃。Windows版には中学時代の智也や彩花を描いた「メモリーズオフ~ピュア~」を収録。

才色兼備の少女桧月彩花と付き合っていた三上智也は、ある日最愛の彩花を失ってしまう。 どうしても彩花のことを振り切れない智也は過去の人となった彼女のことをいつまでも思い悩み、仲良しの少女唯笑からも密かに心配され、そして想われている。
高校2年生の秋、智也はこれまでの思いを断ち切って新たな少女たちとの出逢いに目を向けることができるのか……?
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生、下級生、女子大生。
主題歌:
  • なし。
システム:
  • セーブ箇所は異様に多い。100個くらいセーブできたはず。
  • シナリオ中で使用された台詞を聞ける「VOICE COLLECTION」モードがあって、中には未使用ボイスも含まれている。鳴沢ゆめみ……。
プレイ時間:
30時間程度。人物心象や情景の描写が非常に細かいのでメッセージ量が多く、読むのにも時間が掛かる。でも目の前に鮮明な風景が広がるかのような繊細な描写は時間を掛けてでも読む価値があると思う。
攻略:
  • 特に難しくないが、 序盤の分岐はかなり複雑でシナリオに関係のない選択肢がとても多い。あまり気にせずに選択すれば問題なく専用シナリオに入れる。
  • 唯笑に対しては優しくしたり冷たくしたり、いろいろ試そう。
  • 彩花エンドはバッドエンド扱いではないらしい、一応。
こんな人におすすめ:
純愛派、シリアス派、シナリオ重視派、長時間プレイ派、音楽派、ロープライス派。


▼コメント▼
  • この作品が、というよりも「『Memories Off』シリーズ」というシリーズ全体が傑作だと思う。暗い部分に注目というのはシリアス派のウケもいいし、ベタな展開に飽きた人たちにもいいかも。
  • この作品に限ったことではないが、「Memories Off」シリーズでは必ず人が死ぬ。でも死に対する過剰な描写はないのでそのあたりを怖がる必要はない。 というか、KIDのゲームって殆ど人が死ぬと思うんだけれど?
  • 男の子2人(智也と信)はかなりいいかげんな性格だが、信は物語の進行上重要なポジションを任されていて、美少女系ゲームにしては珍しく信のファンサイトができるほどの人気。 そして歴代の作品に名を連ね、作品ごとに性格にも磨きがかかり、「メモオフの陰のヒロイン(ヒーロー)」と呼ばれることになる。信なしに「Memories Off」シリーズは語れない。
  • 「Memories Off」と命名される以前、「トラウマ」というタイトル案があったらしい。「Memories Off」で正解だと思う。
  • 同シリーズが続々と発売されているため、区別のためにこのゲームを「1st」と呼んだりすることが多くなった。

PS Memories Off 2nd
学園 純愛 切ない 哲学




KID
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2001/09/27 ★★★★★
明日天気に…(Remi)/オルゴールとピアノと(水樹奈々) ★★★★
サンプルCG
(C)2001 KID

ゲーム概要・シナリオ:
通称「メモオフ2nd」。
Memories Off」シリーズの第2作。1st(Memories Off)の1年後が舞台で、 恋愛の暗い部分の描写という前作の精神は受け継がれている。 異なるのは1st(Memories Off)が「過去の想いを断ち切って新しい出逢いを」だったのに対し、2ndでは 「現在ある想いを断ち切って新しい出逢いを」になったこと。つまり「恋愛の乗換」をテーマにしている。 と同時に、人間の抱える哲学的テーマにも深く触れていてプレイヤーを唸らせる。

伊波健は同級生の白河ほたると付き合っている受験を控えた3年生。熱中していたサッカー部も引退してしまい、受験勉強にも身の入らない中途半端な夏休みを過ごしていた。 仕方なくもバイトや夏期講習に参加した健は同年代の女の子と出逢い、いつの間にかほたるへの気持ちが揺らぎ始める。そんな揺れる想いの行く末を描く恋愛物語。
キャラクター属性:
彼女、同級生、下級生、女子大生、先生。
主題歌:
  • 明日天気に…
    Remiのシリアス系ソング。ゲームを起動して流れるオープニング主題歌でいきなり「さよなら」とか消極的な歌詞がいかにも「Memories Off」シリーズらしくて良い。
  • オルゴールとピアノと
    水樹奈々のシリアス系ソング。切ないながらもひとまわり成長した悟りを香らせるような感じ。
Remi、水樹奈々ともに歌唱力はかなり高い。
システム:
  • シナリオの途中からプレイできるショートカットが登場した。攻略をする場合には便利。
  • 場面が変わるごとに右上に表示されるシーンタイトルが印象的だった。シーンタイトルが設定されていても表示するゲームは意外と少なかったような。
プレイ時間:
40時間程度。長いシナリオと短いシナリオの差があるが概して長い。それが「Memories Off」シリーズです。
攻略:
  • 巴だけはフラグが複雑で難しいが、他は問題なし。巴の攻略にはショートカットを使えば余計な選択肢で悩むことも減るかも。
こんな人におすすめ:
純愛派、シリアス派、シナリオ重視派、哲学ゲーム派、長時間プレイ派、音楽派。


▼コメント▼
  • 1st(Memories Off)以上に鮮明かつ繊細になった描写には感服。音楽も主題歌、BGMともにかなり良く、BGMは透明感のある曲が多い。 シナリオも多くのプレイヤーから好評を受けていて、Memories Off」シリーズの最高傑作と呼ばれることもある。
  • 恋愛の乗換……たしか現実的によくある話だし、ゲームでも攻略キャラクターの乗換というのは当然できる。でも乗換そのものに注目したゲームは少ないので、その点で評価は高い。 修羅場とかもよく書かれている。逆にラブラブシーンは殆どない。
  • 信の性格が少しずつはじけてきた(笑)。
  • アメサラサ~雨と、不思議な君に、恋をする~がこの作品と非常によく似たコンセプトを持っている。 気になる人はプレイしておくのもよろしいかと。

PS2 想い出にかわる君~Memories Off~
シリアス 切ない 哲学




KID
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2002/11/28 ★★★★
リプレイマシン(水樹奈々)/この星に生まれて(清水愛)/インモラル・インパルス(loose@rouse) ★★★☆☆
ゲーム概要・シナリオ:
通称「想君(おもきみ)」。
Memories Off」シリーズの第3作。 舞台は2nd(Memories Off 2nd)のさらに1年後でやや外伝的。 テーマは「取り戻せる想いを取り戻すか、それともそれを想い出にして新しい想いを見つけるか」。だんだんテーマがややこしくなってきた気がする。 イラストレーターも変わって雰囲気が一変し、これまでの「Memories Off」シリーズのイメージとは随分違うかも。

加賀正午(ショーゴ)と付き合っていた黒須カナタはある日突然彼に黙って消えてしまう。 そして時を経ての再会。つかみ所のないカナタの性格はそのままだが、どうもそれだけではない。ショーゴが何を話してもかわされる。何かを隠している。 今目の前にいるカナタは、もうショーゴが知っている頃のカナタではないのだろうか。
大学の講義に不熱心なショーゴはカフェに通い詰めて高校生の女の子や悪友の信(シン)とともに騒ぐ毎日を送っているが、次第に女の子たちとも仲良くなり、現在のカナタのことも少しずつわかり始める。 ショーゴはかつての想いを取り戻すのか、それとも……。
キャラクター属性:
元彼女、女子高生、女子大生、年下(フリーター)。
主題歌:
  • リプレイマシン
    水樹奈々のシリアス系ソング。 相変わらず美少女系ゲームとは思えないような深刻ぶり。一長一短だな。
  • この星に生まれて
    清水愛のソフト系ソング。担当キャラクターの音緒のイメージかな。
  • インモラル・インパルス
    loose@rouse(宮村優子)の歌だけど、たぶんカナタのイメージかな。
システム:
  • シーンタイトルや選択肢ごとにオートセーブされるのでやり直しの心配をせずに済むし、攻略でも役に立つ。セーブデータにもその場面の説明が付くので利便性は非常に高い。
  • ショートカットは健在。
  • ウィンドウ透明度等の細かい設定まで可能だが、特に使用する必要なし。
プレイ時間:
30時間程度。キャラクターは増えたけれど読みやすいシナリオのためか所要時間はあまり長くない。
攻略:
  • 共通ルート(7人)→ペアルート(2人)→専用ルート(1人)というおもしろい分岐をする。 目的のキャラクターと対をなすキャラクターに冷たくしすぎるとペアルートに入れずに、結局どちらも攻略できなくなったりする。
  • カナタの前に他のキャラクターをクリアしておく。
こんな人におすすめ:
シリアス派、シナリオ重視派、哲学ゲーム派、長時間プレイ派、音楽派。


▼コメント▼
  • あまり純愛という感じがしない。むしろ哲学系。 その意味で昔ながらの「Memories Off」シリーズファンの間では意見が二分されるゲーム。 「別れ」「シリアス」は「Memories Off」シリーズらしいが、 「純愛」要素が極端に落ちたので受け入れられない人もいるらしい。主人公のショーゴの性格にも批判あり。 買うときは自分が「Memories Off」シリーズのどの要素に惚れこんでいるのかをよく考えたほうがいい。
  • 主題歌やBGMは相変わらず質が高い。ともにかなり良く、BGMは透明感のある曲が多い。
  • Memories Off」シリーズといえば過去作品キャラクターのゲスト登場がウリ。 今回も唯笑、ほたる、静流、小夜美などたくさん出てきて賑わっている。
  • 信はインド帰りで性格が爆発してきた。次回作も楽しみだ。

PS2 Memories off Duet~1st & 2nd stories~
学園 純愛 切ない 哲学




KID
バナー
2003/03/27 ★★★★
勇気の翼(山本麻里安)/明日天気に…(Remi)/オルゴールとピアノと(水樹奈々) ★★★★★
サンプルCG
(C)2003 KID

サンプルCG
(C)2003 KID

ゲーム概要・シナリオ:
Memories Off」シリーズの第1作と第2作をあわせて発売した作品。 また、これを機にMemories Off第1作が「1st」と呼ばれるようになる。 「Memories Off」シリーズの歴代作品が詰め込まれている。
  • Memories Off(1st)
  • Memories Off 2nd
  • メモリーズオフ~ピュア~
    (1st(Memories Off)の追加シナリオとして中学時代の智也や彩花を描いた作品、2000年にネオジオポケットカラーから発売された作品の移植)
  • 雪蛍
    (Memories Off 2ndの追加シナリオとして健とほたるの出逢いエピソード、新作)
キャラクター属性:
  • 1st(Memories Off):幼なじみ、同級生、下級生、女子大生。
  • Memories Off 2nd:彼女、同級生、下級生、女子大生、先生。
  • ピュア:彼女、幼なじみ、下級生。
  • 雪蛍:同級生。
主題歌:
  • 勇気の翼
    1st(Memories Off)の主題歌として追加された山本麻里安の清純系ソング。 元々は「Memories Off OVA」の主題歌だったものをこのデュエットで正式に1st(Memories Off)の主題歌として 収録したわけだが、1st(Memories Off)のイメージに合うことはもちろん、 「Memories Off」シリーズ全体のイメージソングとしても相応しい歌だと思う。
  • 明日天気に…
    Memories Off 2ndを参照。
  • オルゴールとピアノと
    Memories Off 2ndを参照。
システム:
  • 想い出にかわる君と同じシステムで全てのゲームをプレイできる。
  • 1st(Memories Off)とMemories Off 2ndは 選択肢にヒントSDを表示できるので迷った場合にも大丈夫。
プレイ時間:
70時間程度。4作品をプレイするだけの時間が掛かるわけで。
攻略:
  • 1st(Memories Off)とMemories Off 2ndはオリジナルと同じ。 困ったときはヒントSDに頼ろう。でも唯笑はSDに逆らわないと見られないエンディングも……。
  • ピュアは1st(Memories Off)の唯笑を、 雪蛍はMemories Off 2ndのほたるをクリアするとプレイできる。どちらも攻略には苦労しないはず。
こんな人におすすめ:
純愛派、シリアス派、シナリオ重視派、哲学ゲーム派、長時間プレイ派、音楽派。


▼コメント▼
  • 便利な製品(笑)。ディスクの入れ替えなんかもないし。
  • ピュアがプレイできるのは「Memories Off」シリーズファンとしては結構重要。Windows版もあったけれどちょっと内容が違うし、 それにこのピュアが純愛ぶりを一番楽しめる。
  • Memories Off 2ndではDC版のオープニングをPS2で見ることができる。
  • 今から「Memories Off」シリーズを始めるならば、このMemories off Duetから始めるのが一番いい選択。

PS2 メモオフみっくす-Memories Off Mix-
カードゲーム コメディ 10人以上 Fan Disk
ミニゲーム


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2003/09/25 ★★★★★
MEMORIE I・N・G(山本麻里安・那須めぐみ・河合久美・田村ゆかり・浅野るり) ★★★★★
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ゲーム概要・シナリオ:
「1st(Memories Off)」から 「想い出にかわる君~Memories Off~」までの「Memories Off」シリーズのキャラクターが総出演するミニゲーム集。 「Memories Off」シリーズファンならば是非とも買っておきたい絶品。
  • ミニシナリオ(本編とは無関係)
  • メモじゃん(メモオフ簡易麻雀)
  • 15パズル
  • バトルパズル(≒ジグソーパズル)
  • スピード(トランプ)
  • メモオフカルトクイズ
  • 「詩音の紅茶講座」「Mifu's Poem」などの読み物系
キャラクター属性:
ミニゲーム集なので人間関係は特になし。
主題歌:
  • MEMORIE I・N・G
    Memories Off」シリーズのキャラクター全員の 清純系ソング。1st(Memories Off)から順に全部プレイしてきてここまで辿り着くと素敵な歌に聞こえると思う。 これまでの「Memories Off」シリーズの積み重ねを知らないで聴くとちょっと評価も落ちるかも。 ぜひシリーズを全部プレイしてからこのメモオフみっくすをやってほしいところ。
システム:
  • 各ミニゲームの中ではたくさんのボタンを駆使する必要があり、バトルパズルとかスピードではちょっとややこしい操作が必要になる。
プレイ時間:
15時間程度。これはミニシナリオとメモオフカルトクイズを攻略するための所要時間。クイズの問題を全部見ようとか、メモじゃんの役を全制覇しようとなったら100時間くらいは必要なのかもしれない。
攻略:
  • ミニシナリオ
    メモじゃんに強くなる必要がある。
  • メモじゃん
    1st(Memories Off)なら1st(Memories Off)、Memories Off 2ndならMemories Off 2ndというように同じシリーズで揃えるか、 赤牌を少なめにして黄牌や青牌との組合せ役で稼ぐのが効果的。キャラクターによって牌の引き方に癖がある。強いキャラクターは彩花、唯笑、ほたる、つばめ、カナタ。
  • 15パズル
    絵で揃えるのはなかなか難しい。絵だけでの攻略に慣れないうちは番号が表示されたときに一気に片付けろ!
  • バトルパズル
    コンピュータが強いので本気でプレイしないと勝てない。アイテムはすぐに使ってピースはフレームの外側から埋めていくのがいいかな。
  • スピード
    操作がややこしいのでまずはそれに慣れる。これもコンピュータが結構強いので、2枚以上連続で出せるときはコマンドを連続入力するなどしてコンピュータに隙を見せないように注意する。
こんな人におすすめ:
メモオフ派、バラエティゲーム派、短時間プレイ派。


▼コメント▼
  • Memories Off」シリーズが好きな人だったら絶対に買っておいたほうがいい。楽しい。
  • メモオフカルトクイズは濃厚な「Memories Off」シリーズファンでも相当難しい問題が出てくる。 問題総数は500問くらいあるらしい。メモじゃんが一番プレイしやすいけれど、バトルパズルなんかも慣れてくると結構ハマる。
  • このゲームでは信の絵を1st(Memories Off)・Memories Off 2nd想い出にかわる君~Memories Off~から選べるほどに信は出世した。 その名も「稲穂信選択」、ミニシナリオの最初にこの選択を迫られる。 ミニゲームでも各作品の信はそれぞれ別個の扱いになっていて3種類の中から選べるという、男性キャラクターにしては類稀な優遇ぶり。

PS2 Memories Off AfterRain Vol.1 折鶴
学園 純愛 切ない CERO 12
CERO 恋愛


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2005/01/27 ★★★☆☆
ribbon(彩音)/AfterRain(彩音) ★★★★
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ゲーム概要・シナリオ:
澄空学園3年生、三上智也は今坂唯笑と付き合うようになった。そして季節は春、澄空学園は修学旅行の季節を迎えた。行き先は中学のときと同じ京都。かつての智也の恋人、桧月彩花と行くはずであった地。 智也は亡くなった彩花の影を振り切れないまま、唯笑たちと修学旅行へ行く。 そして修学旅行先の京都で唯笑や信、他のクラスメイトたちとの触れ合いの中で智也は自分なりに彩花との決別の意思を固めたり、新たな女の子たちとの出逢いやその想いを知ったりしてゆく。
キャラクター属性:
幼なじみ、同級生。
主題歌:
  • ribbon
    彩音のシリアスソング。なんというか、この重々しさが「Memories Off」シリーズらしいなぁ、と思う。
  • AfterRain
    彩音の歌うエンディング主題歌。
システム:
  • KID標準(?)……使いやすい。1st(Memories Off)の頃に比べてどんどん進化している。 カスタマイズは実に細かくできる。
  • Memories Off Duetのセーブデータを引き継いで、そちらのCGも鑑賞できる。
  • メッセージウィンドウの左側に顔ウィンドウが表示されて、台詞とともに表情が変化するのが楽しい。 今までの「Memories Off」シリーズにはなかった表現だ。
  • メッセージウィンドウの他にも、左上の1行ウィンドウ(インフォメーションウィンドウ)にはシーンタイトル以外に青字で短い文章(エキストラコメント)がいろいろ表示されるので見るべし。 よく見ているとおもしろい。
  • Encyclopedia(エンサイクロペディア=メモオフ用語集)は 「Memories Off」シリーズに関わるたくさんの単語を集めて実によくできている。楽しい。
プレイ時間:
10時間程度。
攻略:
  • エンディング数も少ないし、特に難しくないと思う。
  • だが、メッセージ既読率100%を目指したりすると少し面倒かもしれない。それなりの選択肢の組合せを試さないといけないから……。下記のサイトが参考になるかも。
こんな人におすすめ:
純愛派、シリアス派、シナリオ重視派、短時間プレイ派。


▼コメント▼
  • 短い。CGも多くない。でもそれでいいのかな。外伝だし。
  • 1st(Memories Off)時代が好きな人には、 「Memories Off」シリーズの古き良き時代を楽しんでもらえるのではないだろうか。 智也や唯笑のノリも懐かしいが、キャラクターの他にBGMなどもまた良し。
  • ところどころに陰鬱な印象を漂わせる文章も、「Memories Off」シリーズらしいなぁ、と思わせる。
  • 唯笑は彩花のことを前向きに捉えている。だが智也にはまだそれができない……そんな感じがよく伝わってくる。
  • 唯笑を探しに行こうとする智也を阻む先生たちを食い止める友達たちの姿が好きだった。いい意味で「バカ」っていうのかな。そういうのってとても好きだ。 そういえば、Memories Off 2ndでは中森翔太のことを「とびっきりのバカ」とか評されていたっけか。 こういうことって若いうちにしかできないのかな。若いっていいねぇ。他にも、
    > オレは喧嘩は、得意じゃない。おまけに2対1だ。
    > だが、オレは引くわけにはいかない。
    > 唯笑をいじめるヤツは、オレがパンチしてやる。
    > ずっと前に、そう約束したから!
    > それは、本当に大事な約束だったから。
    ――格好いいじゃないか、智也くん! こういうところ、好きだなぁ。
  • 信が澄空学園にいなくなったというのはちょっと寂しいなぁ。会話の勢いも落ちるし(笑)。まぁ、今回は友情出演(?)していたけれど。
  • 信の誕生日(と星座)は1/4の山羊座に決定らしい。1st(Memories Off)のときは獅子座だとか言っていなかったっけ……。
  • 本文中にもあったが、かおるがたくましくなった(智也・唯笑・信に順応した)ような気がする。1st(Memories Off)の頃は たしかに「Exchange Student」という感じだったが。
  • 巴のことを「女版の稲穂信」とはよく言ったものだ、智也よ。
  • 生き生きした巴と智也は好対照?
  • シカ電の駅間の所要時間の設定には驚いた。ゲームの背景設定って細かいんだねぇ。
  • 林鐘寺に彩花のお墓があるというのは初めて知った。
  • 希(望)の消息が知れなかったなぁ。みなもあたりがちょっとほのめかしてくれてもよかったような。
  • 智也が「歩いて京都まで行く」とか言っていたが、実際にそれをやった企画がある。 「東海道五十三次てくてく旅」をご参照。本当にいたのだ。
  • 本当にいたという、清水の舞台から飛び降りた人たちの生存率は結構高かったはず……たしか、85%くらい?

※引用記号(>)の付いた文章は作品内からの引用です。 それらの文章の著作権は全てKIDにあります。(C)2005 KID

PS2 Memories Off AfterRain Vol.2 想演
学園 純愛 切ない CERO 12
CERO 恋愛 CERO セクシャル

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2005/02/24 ★★★☆☆
ribbon(彩音)/AfterRain(彩音) ★★★★
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ゲーム概要・シナリオ:
浜咲学園は文化祭の季節を迎えた。伊波健はその浜咲学園の3年生でクラスメイトの白河ほたると付き合っている。 文化祭でのクラスからの出展内容を決める決議は演劇と喫茶店が同数、あとは健の投じる1票を残すのみとなっていた。 やがて健はどちらにするかを決め、クラスメイトや先輩・後輩とともに決定された出展内容に深く関わることになる。 そして、ほたると付き合っていながらもどことなくスッキリしないわだかまりを抱えた健は、文化祭という行事の中で「生きる」ということ、「逃げない」ということ、「決断をする」ということを学んでゆく。
キャラクター属性:
同級生。
主題歌:
  • ribbon
    彩音のシリアスソング。なんというか、この重々しさが「Memories Off」シリーズらしいなぁ、と思う。
  • AfterRain
    彩音の歌うエンディング主題歌。
システム:
  • Memories Off AfterRain Vol.1 折鶴を参照。
  • せっかくMemories Off DuetMemories Off AfterRain Vol.1 折鶴との「リンクシステム」を 搭載しているのに、敢えてそれを使わずしてプレイすることで既読率100%に達することができる仕様というのは如何なものだろう。 妙なところに凝らずにスムースな仕様であるほうがプレイヤーとしてはプレイしやすいのではないだろうか。
プレイ時間:
10時間程度。
攻略:
こんな人におすすめ:
純愛派、シリアス派、シナリオ重視派、短時間プレイ派。


▼コメント▼
  • この作品の前提はMemories Off 2ndのいわゆる「ほたる・巴ふたまたエンド」ということなのかな?
  • 「AfterRain」というわりには、智也や健の心の中にはまだ雨が降っているような気がするんだが。 それとも曇り空くらいかな? 人間の心は「Rain then clear(雨のち晴れ)」とはいかないものなのか。ううむ。
  • 浜咲学園の文化祭は碧海祭(へきかいさい)というのか……なんか妙な名前だな、読みにくいし。
  • 浜咲学園の女子制服は夏服は黒ニーソックスで冬服は黒タイツなのかな?
  • 1st(Memories Off)とはひと味違ったノリの良さが残っていて懐かしい。
  • 演劇編の脚本は今現在の健とほたると巴の心になぞらえたもの? 2人の中から1人を選ぶ……それができずにいる健の姿。 だとすると、つばめ先生はいったいどこまで健たちのことを知っているのか……ううむ、おそるべし。
  • つばめ先生の言う「風」というのは健の気持ちの方向性(ほたるや巴への想い)のことなのかな? 「風」というよりも「風向き」というか……。
  • 1st(Memories Off)よりもMemories Off 2ndのほうが内容的に複雑なせいか、 「Memories Off AfterRain」シリーズでもMemories Off AfterRain Vol.1 折鶴よりもこの作品のほうが内容が複雑な気がする。 まぁ、「Memories Off」シリーズが難解なのはずっと前からなんだけれど。
  • > 思いっきりやっちゃいなさい!!
    > どうせ舞台は一度きり。
    そうなのだ。本番は好きなようにやったもの勝ちなのだ。それが楽しい。なんだかわかるような気がするなぁ。
  • 演劇編で快活に動き回る翔太の姿は好きだ。
  • 演劇は楽しいよ!
  • 希の初めて見るファッションが斬新だった。黒タイツもいいねぇ。って、みなもも黒タイツかっ。いや、ニーソックスの可能性もあるな……。
  • 希ちゃんの台詞にちょっとびっくり。
    > ちょっとしたことでクレームをつけてくるお客さんって、やっぱりいるんですよ。
    > 私、心のなかでは"蹴り"入れてますけどね?
    め、希ちゃん……。そういう子だったのか……。
  • それから。
    > SE(物を落とす音)
    > あ、あたしじゃないです!
    > 必至に否定する希ちゃん。
    め、希ちゃん……。失敗というと未だに希ちゃんのイメージなのか……。余談。ここの「必至」って誤字だよな……正しくは「必死」だよね。
  • Encyclopediaによると「(希には)双子の妹の相摩望がいる」……ということは、Memories Off 2ndの 「希望編」はやはり健の見た幻だったということでいいのかな?
  • 不器用な鷹乃、苦労していたんだねぇ。今も、今までも。
  • 智也や唯笑、みなも、それに静流や小夜美の登場タイミングがなかなか計られていておもしろい。
  • つばめ先生はバッドエンドの象徴なのか?  彩花(1st(Memories Off)、Memories Off AfterRain Vol.1 折鶴)もまた然り。 「永遠の14歳」なんて言っている場合ではないぞ、彩花よ。

※引用記号(>)の付いた文章は作品内からの引用です。 それらの文章の著作権は全てKIDにあります。(C)2005 KID

PS2 Memories Off AfterRain Vol.3 卒業
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2005/03/31 ★★★☆☆
ribbon(彩音) ★★★★★
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ゲーム概要・シナリオ:
季節は早春。まだ薄っすらと寒さの残る3月。澄空学園と浜咲学園は卒業のシーズンを迎えていた。 受験した大学を全て不合格になった三上智也、一方で志望校への合格を果たした伊波健。2人は対照的な展望を迎えていた。 そんな2人を待ち受ける卒業とは、そしてその後の進む道とは? 春は出逢いと別れの季節。未来と出逢いにおびえるな。過去と別れを恐れるな。そして……別れずに続いてゆく人たちもいる。 春は進歩と、それから夢を現実に近づける季節、夢を現実にする季節。諦めるな。前へ進め。そんな智也と健とクラスメイトたちの成長の物語。
キャラクター属性:
同級生。
主題歌:
  • ribbon
    彩音のシリアスソング。なんというか、この重々しさが「Memories Off」シリーズらしいなぁ、と思う。
システム:
プレイ時間:
15時間程度。
攻略:
  • Memories Off AfterRain Vol.1 折鶴Memories Off AfterRain Vol.2 想演を参照。
  • 同じような展開が多いわりには他の2作品よりも攻略にちょっと時間が掛かるかもしれない。まぁ、どの程度完全性を目指すかによっても変わってくるんだけれど……。 特にシナリオを全既読状態にするのはなんだか無理があるような……自分がプレイした感触では。
こんな人におすすめ:
純愛派、シリアス派、シナリオ重視派、短時間プレイ派。


▼コメント▼
  • 全キャラクターが相互に良いところを見あって感謝したり、感謝されたり。自分の良いところって自分自身ではわかりづらいのかな。 この作品はそれをよくテキストで語っていると思う。
  • 自分のためではなく、他人のために力を発揮したり、泣いたりする。 それが「Memories Off」シリーズの良いところで、自分の好きな点かな。
  • 「AfterRain」編(智也&健統合ルート)って本当に作る必要があったのだろうか? 殆ど「三上 智也編」と「伊波 健編」の繰り返しだし……。 いや、逆に「AfterRain」編一本にしても良かったのかな? なんだか無駄な気がする……。
  • 自分は大学へ進むときに明確な進路や目標なんかを頭に描いていただろうか……? いや、なにもなかったな。なんとなく通っていた。そういうものだよ、多くの人は。
  • おおっ、希とみなものツーショットだっ!(サンプルCG参照) これだっ! これが見たかったっっ!! これで漸く本当に2人が繋がった気がする。 みなも……部長になるのか。智也ならずとも感慨深いものがある。うん。
  • ここまでくると「Memories Off」シリーズの人間関係図で結ぶ線が増えてきて……誰と誰が知り合いで、 誰と誰がそうではないのかがわからなくなってきた……。もう全員知り合いか?
  • ほたるの(試着)ファッションショーが気に入った。可愛いよ。格好いいよ。綺麗だよ。素敵だよ。
  • クイズ対決で引き分けるのが難しい。
  • しかし、信はどこにでも出てくるな……。信の出てこない作品ってないもんなぁ。やはり次は信をメインで作品化するか……!?
  • Memories Off」シリーズに限ったことではないが、 ゲームのシナリオというものは実に多彩で膨大な知識とそれを表現する描写力・文章構成力を感じさせる。 学校の教科の知識はもちろん、文学、比喩、哲学、(国際)文化、芸術、文明(遺跡等)、産業、医療(医学)、社会福祉、人間学(心理学)、恋愛、伝説(神話)、占い、大自然、演劇、ピアノ、料理、ファミリーレストラン、 嗜好品、スポーツ、アクセサリー、インテリア、鉄道、宇宙、超常現象、UMA、会話やギャグのテンポ感、舞台背景、現代事情、処世術、独創性等々、挙げればきりがない。そして制作者自身の経験……。 それがすごいと思う。特に「Memories Off」シリーズは。