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カラフルBOX~to LOVE~ [詳細]
キャラクター別レビュー。
とはいえ、シナリオがあまり深くないので紹介と感想といったところ。

杜月みなも:
お兄ちゃんLOVEなダメダメ義妹。
勉強も運動も料理も歌もいまひとつ……というかダメ、すぐにやきもちを焼く。低血圧で朝は起きてこない。昼になっても起きてこない。お兄ちゃんの鳴海がとにかく大好き。だけどそれを言えない。
本来は鳴海の従兄妹だが両親を失ったときに引き取られてきて義妹になり、当時は死別のショックから塞ぎこんでしまったという過去を持つ。死別した交通事故の日と同じ雨の日が苦手。
目下の悩み事は「お兄ちゃん、大好き」と言えないことと、そのお兄ちゃんに近づくたくさんの女の子たち。
鳴海とは家では一緒だけど、学校では殆ど一緒にいることはない。

  • ゆかとの三角関係はありがちだとはいえ、シナリオとしてはまぁまぁ良かったと思う。でもみなもの場合は誰とでも三角関係シナリオが書けそうだな。 思ったよりもこの三角関係というか誤解が長引いて蒼南祭当日まで引きずったのはいかにも演出っぽいけど、みなもの性格がよく表れていたと思うので良し。 それでもゆかのことを大切な友達だと思い続けていたのにはサムズアップ(笑)。
  • おニューの服がかわいい。最初のCGもかわいい。

峰澤ゆか:
みなもや穂波と仲良しの天然少女。
両親の離婚のために転校を控えていて、それまでに衝撃的な出逢いを果たした鳴海に衝撃告白しようかどうか悩んでいる。
ほわわ~んとしてかなり天然ボケている和み系の子だけどそれに反して真面目でしっかりした面もあり、ここ一番のときはおそらく誰よりも説得力がある。 天然キャラクターだから穂波やみなもにかわいがられているけど、これまでずっと知らず知らずのうちに穂波やみなもの面倒を見てきたのは、実はゆかのほうだった。 複雑な家庭事情の経験の賜物なんだろうか。別件だが、胸がないのが悩み。
鳴海とは蒼南祭実行委員として同じ時間を過ごす。

  • シナリオは良い。ゆかの抱えた家庭事情から来る寂しさ、友達思いの優しさ、好きなものを好きと言える素直さ、そんなゆかの性格がたった1週間の中でとてもよく書けていると思う。
  • シナリオの最後のほう、
    > 「離れる前にいっぱいいっぱいキスしてください」
    は結構長いしベタな甘~いエピソードといってしまえばそれまでだが、でもそれは上に書いたゆかの3つの要素「寂しさ」「優しさ」「素直さ」の表現なんだろうな。
  • 他のキャラクターに比べて絵に気合が入っている?
  • 2007年にRusK制作の「Aster」では 母方の姓を受けて「栗原ゆか」と名乗っており、物語の連繋性とそこはかとない寂しさを感じる。 そして単独エピソードが封入特典として制作されるあたり、彼女の人気が窺い知れる。

山田穂波:
長身コンプレックスですぐに手が出るクラスメイト。
憎まれ口(?)を叩く鳴海のために毎日そのエネルギーの大半を費やすハメになる。それが穂波の日常。
元気で姉御肌、だけど絵本が好きだったり裁縫が得意だったり優しいお姉ちゃんだったりとギャップの素敵な女の子。苦手は素直になることと雷。 家庭科部では得意の裁縫を活かしてメイド喫茶を開く。ずっとゆかのお姉ちゃん役を務めながらも、ゆかの素直な性格に憧れていたのではないだろうか。
鳴海とは同じクラスの蒼南祭実行委員。

  • ありがちなキャラクター。
  • なかなか素直になれないところがかわいかったりして人気は上々だけれど、あまり好きにはならなかった。 恋愛に対する姿勢とかもちょっと真面目すぎて損をするタイプだけど、それが穂波らしさでもあってある意味で鳴海と同じく不器用なところがシナリオを良くしていると思う。 でもシナリオがちょっと長かったような気がする。
  • ゆかシナリオも半分くらい一緒にプレイしたくらいの量があったような感じで、これってゆかルートなのか?、と疑いたくなったときも。
  • BGMが空打に使われている。

八重樫芽衣:
地味だけど握力400kgのクラスメイト。
どこかで会っても鳴海が思い出せないくらい目立たないクラスメイトだが、しかしてその実態は握力400kgの怪力で悦也の妹というすごいステータスを持つ。 声は小さくて話すテンポは遅く、呼び止めるときは名前を呼ぶよりも袖を引っ張ることが多く、かわいかったりする。穂波とは仲良しで、そのお陰で少しずつクラスメイトに認知されつつある。 ややロリな外見のせいか、イベントではブルマやスク水のお世話になる。
鳴海とはクラスメイトとして一緒にいることが多い。

  • 文句なしで大好きなキャラクター。地味だけどかわいい子とかが好きだったらおすすめ。
  • 性格柄あまり目立ったイベントには登場しないが、陰のほうでひっそりと新鮮なエピソードに出逢えるタイプ。実はバスケ経験者というのには参ったなぁ。あの快活な芽衣はいいですよ、はい。
  • シスコンの悦也の過保護下にあるので、手を出す際には一戦交える覚悟で(笑)。

楠木綾音:
鳴海LOVEな隣の幼なじみ。
昔から鳴海のことが大好きでいつでもどこでも積極的にアタックしてくる。アタックは言葉や気持ちもそうだけれど、運動神経抜群の綾音の場合は物理的なほうが多いことも忘れてはいけない。 そんな綾音のアタックを鳴海はいつも無視して他の女の子と仲良くしているが、それでも綾音は鳴海のことが大好き。 さらには鳴海が他の女の子との恋愛に悩んでいると恋の指南をしてあげたりもする、そんな自分の性格が好きでもあり嫌いでもあるようだ。
鳴海とは隣の家の向かい側の部屋なので窓越しに遊びに来る。

  • お気楽なところがいいな。プレイしやすかった。
  • 髪型とか服装のバリエーションが最も多いので見ていて飽きない。
  • 普段は叩かれることの多い鳴海が唯一叩くことの多い相手なので、それはそれで新鮮だった。
  • シナリオはとっても普通。
  • クラスでも人気がありそうだし、そんな姿を見たいと密かに思っているクラスメイトも多いんじゃないのかな。

橘棗:
お茶が大好きな蒼南祭実行委員長。
綾音のクラスメイトで芽衣と仲良し。落ち着いた気品のある上級生の風貌からするにいかにも優等生……に見えるが、実は勉強はかなり苦手で追試常連クラス。 小さい頃は男勝りのガキ大将(?)でロードローラー無免許運転の噂も……?
かつては柔道を嗜んでいたが怪我のためにそれを断念したという過去を持ち、同じような境遇の鳴海にはいろいろと思うところがある様子。
鳴海とは蒼南祭実行委員と勉強会で一緒に過ごす。

  • シナリオは鳴海の柔道部復帰という話が主軸になってくるためか、棗というよりも鳴海関係のことが多かった。
  • 優美な気品を漂わせておきながら発言が全く不似合いなところが気に入った。酢コンブ1個損しちゃったし(笑)。
  • う~ん、他のキャラクターに比べてちょっと押しが弱いかな。というかそれがウリなんだろうけれど。

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